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九州森林管理局

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    面縄(おもなわ)リュウキュウマツ遺伝資源希少個体群保護林

    1.概要

    当保存林は、徳之島の南部で、標高約100m前後の隆起珊瑚礁地帯の兵陵に位置し、水源かん養林として重要な機能をはたしている。林相は、林内の約60%が高齢級大径木リュウキュウマツを主体とするが、スダジイ等の広葉樹もあり天然生針広混交林である。これら広葉樹は、リュウキュウマツの下層木としての存在となっている。

     

     

    面縄林木遺伝資源保存林_近景 面縄林木遺伝資源保存林_リュウキュウマツ
    近景 リュウキュウマツ

     

     

    面縄林木遺伝資源保存林_全景

    全景

    2.目的

    リュウキュウマツの林木遺伝資源を保存し、学術研究等に資する。

    3.所在地

    鹿児島県 大島郡 伊仙町

    当保護林は、鹿児島県大島郡伊仙町大字面縄に所在し、徳之島南部の標高約100m前後の隆起珊瑚地帯の丘陵に位置している。

    4.設定年月日

    平成5年3月31日

    5.面積

    5.28 ha

    6.関係森林管理署等

    鹿児島森林管理署

    7.現況

    林 種:天然林(リュウキュウマツ、スダジイ-タイミンタチバナ、リュウキュウアオキ-シダ群落)
    林 齢:110年生以上
    標 高:約100m
    傾 斜:緩斜地
    地 質:古生層粘板岩
    土 壌:乾性黄色土(細粒状構造型)-【YA】 

    8.法指定等

    水源かん養保安林

    9.取り扱い方針

    禁 伐

    保存対象樹種の存続に支障がない限り、原則として枯損木及び被害木の除去のほか、災害防止、学術研究のための伐採はできるものするが、特定の樹種・形質に偏った伐採は行わない。ただし、南西諸島のリュウキュウマツ林は、手を加えなければ繁茂する広葉樹により抑圧され衰退してしまうと言われていることから、リュウキュウマツは禁伐とし、リュウキュウマツを保存するための択伐及び除間伐は出来るものとする。

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:096-328-3612