平成30年度の取組
第28回綾プロ連携会議が開催される
8月1日、宮崎県綾町の綾ユネスコエコパークセンターにおいて、第28回綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(略称:綾プロ)連携会議が開かれ、九州森林管理局、宮崎県、綾町、(公財)日本自然保護協会、(一社)てるはの森の会の協定5者より代表者が出席し、平成30年度の事業計画などを審議しました。
会議の開催に当たり、前田穰綾町長より「このプロジェクトは綾町の環境保全などの取組に大きな役割を担っており、ご協力いただいている国、県そして関係機関の皆様に心よりお礼申し上げる」と挨拶があり、審議に入りました。
会議では、事務局から、平成29年度の事業報告、平成30年度の事業計画(案)、また、保全管理計画書及び森林環境教育基本計画の(案)作成についての報告・提起があり、代表者による審議が行われた結果、各議案ともに了承されました。
議事の最後にその他の議題として、綾プロ事務局の今後の運営方法についての問題提起があり、将来を見据えた体制づくりなどについて今後引き続き検討していくことが確認され、全ての審議が終了し連携会議を閉会しました。
![]() 【第28回綾プロ連携会議の模様】 |
綾プロ事業報告を行いました。
2月10日、綾町公民館文化ホールにて開催された綾町公民館大会において、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の一環として、「綾森林生態系保護地域の拡充」について、当局計画課の森林施業調整官が説明を行いました。
当日は、多数の町民の方々が参加するなか開会行事や各種表彰式に続いて、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の時間を設けて頂き、保護林制度や平成27年度の制度見直し内容、「てるは郷土の森」廃止に伴う「綾森林生態系保護地域」への統合・拡充についての経緯等について、パワーポイントを使いながら分かりやすく説明を行いました。
この事業報告は、例年公民館大会に併せて行っているもので、綾の照葉樹林プロジェクトについて、町民の方々の理解を深めて頂き、取組みへの協力を頂くため、今後も積極的に実施していくこととしています。
![]() (公民館大会の模様) |
![]() (事業報告を行う森林施業調整官) |
第29回綾プロ連携会議を開催しました。
2月22日、綾ユネスコエコパークセンターにおいて、本年度2回目、通算29回目となる綾プロ連携会議を開催しました。
会議には、協定5者の代表及び関係者が出席し、議事として平成30年度の事業取組状況、保全管理計画書(案)、森林環境教育基本計画(案)、平成31年度の事業計画(案)について、事務局からの説明及び出席者による審議が行われました。
特に、これまで策定が急がれていた保全管理計画書、森林環境教育基本計画については、今回の連携会議において承認を頂いたことから、両計画ともに平成31年4月1日から施行となり、今後の綾の照葉樹林プロジェクトにおける保全管理及び森林環境教育への取組みは、この両計画に基づき実施していくこととなります。
![]() (連携会議の模様) |
![]() (連携会議の模様2) |
ボランティアによる間伐作業を実施しました。
2月21日、照葉樹林復元ボランティア事業による間伐作業を、綾プロエリア内の宮崎森林管理署管内柚園国有林2049わ1林小班において実施しました。
当日は、ボランティアとして参加頂いた、大和ハウス工業株式会社の社員及び一般の参加者25人に綾プロスタッフを加えた、総勢45人が作業に参加、作業箇所近くの綾南林道において開会式、事業説明、安全指導等を行い、5班に分かれて作業箇所へ向かいました。
現地では、各班毎に宮崎署の職員から、再度、伐倒前の周囲確認や退避行動など安全作業についての指導が行われた後、いよいよ間伐作業に取りかかり、参加者はスギの木の伐倒や伐倒木の玉切り、枝払いに汗を流しました。
参加者は、鋸を使っての受け口切りや追い口切りに悪戦苦闘していましたが、伐倒木が思い通りの方向へ倒れると、見守っていた人達から歓声と拍手が沸き上がるなど、緊張の中にも和やかな雰囲気で作業が行われました。
この間伐作業は、一般の方々が参加して照葉樹林復元の取組を体験できる貴重なイベントとなっており、今後も一般の方に森づくりの大切さを体験して頂けるイベントを企画し、照葉樹林の復元に取り組んでいくこととしています。
![]() (間伐作業を終えた参加者の皆さん) |
![]() (伐倒を行う参加者) |
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:096-328-3500(内線504)
ダイヤルイン:096-328-3612