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九州森林管理局

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    令和元年度の取組

    2回目のシカネット設置作業を行いました。【照葉樹林復元ボランティア作業)

    2月20日、照葉樹林復元ボランティア作業において、今年度2回目となるシカネット設置を行いました。
    今回の作業には、大和ハウスの社員及び一般参加のボランティア22人が参加、冬晴れの暖かい日差しの中でシカネット設置作業に汗を流しましました。
    現地では、スタッフを含めた41人が3班に分かれて作業を行い、足場の悪い所もありましたが杭打ちやネット設置など順調に作業は進み、予定した時間に作業は終了し立派なシカネットが完成しました。
    現地で記念写真を撮った後集合場所へ移動し閉会式を行い、宮崎署山﨑泉次長より作業参加へのお礼と今後の協力について挨拶があり、今回のボランティア作業を終了しました。

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    ネット設置作業の様子 参加者全員で記念撮影 挨拶をする山﨑次長

    第31回連携会議を開催◎令和2年度の事業計画等を承認

    2月19日、綾ユネスコエコパークセンターにおいて、第31回綾プロ連携会議が開催されました。
    会議では、(ア)令和元年度の事業取組状況、(イ)令和2年度の事業計画(案)、(ウ)綾プロ運営検討会について審議が行われ、(ア)(イ)の議案については原案どおり承認を得ましたが、(ウ)の綾プロ運営検討会については、事務局運営について検討の必要がある等の意見があり、来年度も引き続き検討を進めることで了承を頂きました。
    今年度の連携会議はこれが最後となりますが、今回の会議で令和2年度の方向性が示されたことから、各機関共に連携を図りながら照葉樹林帯の保護・復元に向けた取組を進めていくこととなりました。

    写真1 写真2
    挨拶される増田副町長 会議の模様

     

    綾プロ事業報告を行いました!

    2月9日、綾町公民館文化ホールで開催された、令和元年度綾町公民館大会において、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の一環として、照葉樹林復元ボランティア作業で行ったシカネット設置について事業報告を行いました。
    当日は、綾町民など多数の方々が聴講される中、当局計画課の森林施業調整官が、これまで行ってきた間伐作業からシカネット設置作業へと作業内容を変更した経緯について、近年のシカ被害の状況や当局が行ってきたモニタリング調査の結果などを使い説明を行った後、今年度第1回目のボランティア作業で行ったシカネット設置の作業内容などについて、写真やイラストを使いながら報告を行いました。
    綾プロ事業報告は、綾の照葉樹林プロジェクトについて、一般の方々の理解を深め取組への協力を頂くため、例年綾町公民館大会のプログラムに組み込んでいただき実施しているもので、今後も引き続き事業報告を行い、綾プロへの理解と協力をお願いしていくこととしています。

    写真1 写真2 写真3
    公民館大会の様子 開会式の模様 報告を行う森林施業調整官

     

    公開フォーラム「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」を開催

    綾プロエリア内の国有林に設定されている、森林総合研究所九州支所の綾リサーチサイト(注1)が設定30周年を迎えたことから、1130日と121日の両日に渡り、綾プロ連携会議との共催で公開フォーラムを開催しました。
    1130日は、綾町高年者研修センターで「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」と題し、講演やトークセッション・総合討論のほか、19の個人・団体等によるポスターセッションが行われ、綾町内外から100名を超える参加者がありました。ポスター発表には綾中学校からの参加もあり、多くの方が担当者の説明に聞き入っていました。
    フォーラム終了後には、場所を綾の里に移し番外編として綾町の若者らによる綾神楽が披露され、寒い屋外での観覧となりましたが、参加者はかがり火の中奉納される幻想的な神楽の舞に寒さも忘れ見入っていました。
    121日は、事前申し込みの一般参加者とスタッフなど42名で綾リサーチサイトを見学しました。現地では森林総合研究所職員の説明を受けながら調査区内の散策を行い、終了後には照葉樹林に囲まれた見晴らしの良い場所での昼食となり、参加者は綾の照葉樹林を満喫したイベントとなりました。

    (注1)綾リサーチサイトは、森林総合研究所が森の動きを解明するため1989年に綾の照葉樹林に4ha(200m×200m)の調査区を設定し、樹木の生死や生長量などについて観察を行っている所です。

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    フォーラムの様子 綾神楽の様子1 リサーチサイト散策の様子
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    注目を集めた綾中生徒のポスター発表 綾神楽の様子2 散策を終えて記念撮影

     

    照葉樹林復元ボランティア作業を実施しました!

     
    11月23日、綾町の中尾(南俣)国有林2045に4林小班において、ソーラーフロンティア株式会社の社員・家族21人のボランティアと綾プロスタッフなど総勢40人で、照葉樹林復元ボランティア作業(シカネット設置)を行いました。
    ソーラーフロンティア株式会社の皆さんは、平成24年度からこの作業に参加いただいており、今回が7回目(昨年度は雨により中止)となり、照葉樹林復元への取組に大きく貢献いただいています。
    当日は、川中自然公園駐車場へ集合、作業内容の説明や準備運動を行った後、シカネットや支柱などを分担して担ぎ作業地へ出発、途中、既設のシカネットの所で休憩を兼ねて、宮崎署の職員から設置状況などの説明を受けながら一休み、体力を回復させて再び作業地へ向かいました。
    現地では、宮崎署の職員と、今回シカネット設置の指導をお願いした、淵上林業の北岡和義さん、雑賀隆彰さんから、手順やポイントについて指導を受けた後、3班に分かれて作業に取り掛かりました。
    シカネット設置は今回が初めての作業で、スタッフを含め経験者が少なく、ネット張りや支柱の固定に四苦八苦しましたが、どうにか予定の時間までに作業を終えることができ、最後の作業(小5の男の子が杭打ち)が終了した時には、参加者から拍手が起こりました。
    作業終了後は、設置したシカネットの中で集合写真を撮った後、駐車場へ移動し閉会式を行い、宮崎署山﨑泉次長からお礼の挨拶があり、ボランティア作業を終了しました。

    写真① 写真② 写真③
    作業を終えて皆さんで記念撮影 シカネット設置作業の様子 全員の注目を浴びながら最後の作業

    第30回連携会議を開催◎平成30年度事業報告及び令和元年度事業計画などを承認

    8月21日、綾町の綾ユネスコエコパークセンターにおいて、協定5者の代表者が出席し、第30回連携会議を開きました。
    会議の冒頭、6月に就任された綾町長籾田学氏より「綾町は自然を守り、農業・観光を重視している町です、優先的に自然を守り、綾にふさわしい事業をこれからも進めていかなければならない。これからも積極的に参加させて頂き、綾の自然・照葉樹林を守っていきたいと思いますのでご協力をお願いします」との挨拶があり、引き続いて、議事の審議に入りました。
    議事では、平成30年度事業報告及び令和元年度事業計画(案)、公開フォーラム「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」の共催について審議を行い、出席者からの意見等を反映させ修正を加えることで、各議案ともに承認されました。
    続いて、事務局活動経費の決算報告、質疑・意見交換を行い、意見交換では「イベント企画の際は、地域住民、特に若い世代が積極的に参加できるものにしてほしい」「綾プロが中核となっているユネスコエコパークを地図に表記させる働きかけを」などの意見も出され、活発な意見交換となりました。
    最後に、綾プロ連携会議石田達也会長より「綾プロも15年経ち、時代の変化の中で一番良いやり方を模索していかなければならない。持続可能な運営が一つの命題としてあり、今年度の論議を来年度以降の計画に反映させたいと思いますので、よろしくお願いします」との挨拶があり、連携会議を終了しました。

    挨拶 会議
    挨拶される籾田綾町長 連携会議の模様

     

    お問合せ先

    計画保全部計画課

    担当者:森林施業調整官
    ダイヤルイン:096-328-3612