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2008年8月4日
京都大阪森林管理事務所メールニュース
「平安」第10号
平安
第10号
平成20年 8月 1日
林野庁近畿中国森林管理局
京都大阪森林管理事務所メールニュース
(目次)
1. 管内国有林の紹介(第9回):紀泉高原国有林
2. 7月のニュース
(1)「平成20年度安全大会」を開催
(2)京都教育大学附属桃山小・中学校で「樹名板つくり」を指導
(3)「夏休み親子木工教室」を開催
(4)萱野中央人権文化センターによる木工教室を支援
3. 人事異動のお知らせ
4. 8月の予定
5. 編集室より
紀泉高原(きせんこうげん)国有林(801、802、806、807、810、811林班:300ha)は、大阪府南部の阪南市及び岬町に位置しており、和歌山県との県境に接しています。県境の和歌山県側には、和歌山森林管理署の管理する同名の国有林があり、両者で一つの団地となっています。紀泉高原国有林は以前、高野事務所(旧高野営林署)の所管でしたが、平成13年8月の同事務所の廃止に伴い、大阪府側が当所に、和歌山県側が和歌山署に編入されました。
紀泉高原国有林は、和歌山署側も含めて、「紀泉高原自然休養林」に指定されています。周辺の山々は「紀泉アルプス」とも呼ばれており、JR阪和線の六十谷駅から井関峠(和歌山署側)、雲山峰(標高490m)を通って山中渓駅に至るルートは「紀泉アルプス縦走路」として、多くの登山客に利用されています。
紀泉高原国有林の北麓には、農業用ため池として造成された鳥取池(とっとりいけ)があります。この鳥取池は、昭和27年7月に局地的な豪雨により決壊して、下流の集落に死者・行方不明者51名という大被害をもたらしました。これは、当時の鳥取池が、戦時中に食糧増産のために急造されたものであったことから、堰堤の強度が弱かったためであると言われています(「阪南市史」)。昭和33年に復旧された現在のダムの傍らには、当時の災害の慰霊碑が静かに立っています。
7月1日からの「全国安全週間」にあわせて、7月2日(水曜日)から3日(木曜日)にかけて、所内にて「平成20年度安全大会」を開催しました。
当日は、まず、福田所長から、当所では本日で公務災害無災害2602日目を迎えることができた、今後も、更なる無災害の継続に向けて取組を強化していきたい旨開会の挨拶がありました。続いて、近畿中国森林管理局の松本販売課長より、「局長メッセージ」の読み上げと安全に関する訓話が、籔内上席調整官より、労働安全衛生に関する指導が行われました。
休憩を挟んで、所内で募集した安全標語の入選者5名の表彰を行った後、藤野箕面森林官より、安全活動の展開を誓う「安全宣言」の読み上げが行われました。その後、実地での作業を想定しつつ、山田業務調整官による基本動作の指導、中本基幹作業職員による鉈研ぎ講習、JAF京都支部による安全運転講習などを行いました。
当所では、今回の安全大会を契機として、今年度も労働災害の防止に積極的に取り組む方針です。
7月11日(金曜日)に、京都教育大学附属桃山小・中学校において、校庭の樹木に樹名板を設置する行事が開催され、当所の職員が講師として参加しました。
今回の行事には、京都教育大学附属桃山小学校5年生の37名及び同中学校2年生の選択科目で理科を履修する15名、合計52名の生徒が参加しました。当所からは籔内上席調整官と早瀬指導普及主幹及の2名、箕面環境保全ふれあいセンターからは上村指導官が講師として参加しました。
当日は、まず、教室で、籔内上席調整官より、樹木の名前や分類等について講義を行った後、校庭に出て、三名の講師より、校庭に生えている樹木の特徴や原産地、利用方法などについて説明を行いました。その後、子供たちに、気に入った木を選んでもらい、ヒノキの板に樹木の名前と特徴を書き込んで樹名板を作成して頂きました。作成した樹名板は、校庭の樹木に紐で取り付けました。
今回の行事をきっかけに、生徒の皆さんが、身近な樹木に目を向けるようになっていただければうれしく思います。
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7月29日(火曜日)に、当所の建物内において、当所と近畿農政局、箕面森林環境保全ふれあいセンターの共催による「夏休み親子木工教室」を開催しました。この「夏休み親子木工教室」は、小学生を対象に、木工を通じて、木に親しんでいただくとともに木の良さを学んでいただくことを目的として、平成13年から開催しており、今回で8回目となりました。
今回の行事には、一般からの応募により、京都市内に住む小学生の親子30組73名に参加していただきました。また、近畿農政局より8名、京都大阪森林管理事務所より13名、箕面森林環境保全ふれあいセンターより3名の総勢24名の職員がスタッフとして指導に当たりました。
当日は、福田所長より開会の挨拶を述べた後、木原造林主幹と二宮係員による紙芝居「森林からの贈り物」の上演、箕面森林環境保全ふれあいセンターの田中指導官と上村指導官による安全指導を行った上で、作業を開始しました。
子供たちは、小枝や端材、木の実などの材料を利用して、思い思いに想像力を働かせ、創作を行いました。普段慣れていない、木の加工に苦労しながらも、職員の指導を受けることで、少しずつ思いを形にすることができました。2時間の作業時間も、作業に熱中している間にあっと言う間に終了し、個性のある作品が完成しました。
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7月31日(木曜日)に、箕面市立萱野小学校において、萱野中央人権文化センター及び同センターで活動する保護者団体「ほっこり広場」の主催により、木工教室が開催されました。今回の行事には、萱野中央人権文化センターの募集により、地元の小学生37名及びその両親の参加がありました。木工教室では、当所より5名の職員が指導に当たるとともに、萱野中央人権文化センター、ほっこり広場、箕面里山工房と杜の会の関係者にもご協力いただきました。
当日は、籔内上席調整官より開会の挨拶を述べた後、早瀬指導普及主幹より作業の方法と安全作業の注意事項について説明した上で、作業を開始しました。
子供たちは、小枝やた端材、木の実など沢山の自然の材料を利用して、自由に創作を行いました。子供達の想像力が、形、色、手触り等の異なる材料を、個性豊かな作品へと変化させていきました。出来上がった作品は、クワガタやカブトムシ、カタツムリ、鉛筆立て、キーホルダー、壁掛け、車などなど。完成度の高い、素晴らしい作品が沢山出来上がりました。
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この度、8月1日付けの人事異動により、当所から1名の職員が転出するとともに、1名の職員が転入することとなりました。また、所内では、2名の職員が異動することとなりました。新たな体制でも、引き続き、よろしくお願い致します。
早瀬利香(指導普及主幹(林野庁管理課人事研修班研修係へ))
下村早苗(総務主幹(林野庁管理課人事研修班研修係より))
出口進(所付(総務主幹より))
山田浩之(指導普及主幹事務取扱)3.7月の予定
京都の夏は「油照」(あぶらでり)とも言われるように、連日、じっとしていても脂汗が滲じんできそうな暑さです。
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