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イワウチワ

イワウチワ

イワウチワ
(イワウメ科・イワウチワ属)

 

Shortia uniflora (Maxim.) Maxim.属名(ショーテァ)アメリカの植物学者Charles W. Shortの名に因む。種小名(ウニフロラ)一本の花茎に一個の花が咲くから。

本州の山地林内の岩場や樹林内に生えるわい性常緑草本。この植物が多く岩上に生え、葉の形がうちわに似ているところから付けられた。草丈10センチ前後。葉は長柄があり、丸く大きな先がややくぼむ。縁は波状。茎頂に1花が咲き、花冠は径2.5~3センチ、淡紅色、5深裂し、各裂片の前縁が細かく浅裂、中央に5本の雄しべと5本の仮雄しべがある。花期4~5月。

昭和24(1949)年、「青い山脈」の主題歌として作られた(作詞:西条八十、作曲:服部良一唄:藤山一郎・奈良光枝のデュエット)で発売され、爆発的にヒットしました。

  1. 若くあかるい歌声に
    雪崩は消える花も咲く
    青い山脈雪割桜
    空のはて
    今日もわれらの夢を呼ぶ


この歌詞の中の「雪割桜」がイワウチワ?本当でしょうか。映画は、石坂洋次郎の朝日新聞連載小説が原作ということです。

雪国の会津では、ブナ林の中で大きな群落を作ってピンク色に染めることが多く、木々の若葉が展開する前の明るい林内に多く見られます。雪解けが進む側から花を咲かせ雪国にも春を知らせる花です。残雪を踏みしめて会いに行くのも良いかもしれませんが・・・
植物はそれぞれに厳しい環境の下せいいっぱい生きているので、採取はしないで下さい。撮るのは瞳の中や写真でお願いします

参考文献:山の花1200(平凡社)

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