ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 会津森林管理署 > 森林(もり)からのおくりもの > オノエラン・ヨツバシオガマ


ここから本文です。

オノエラン・ヨツバシオガマ

 

オノエラン
オノエラン
(ラン科・ハクサンチドリ属)

0rchis fauriei Finet 属名(オフリス)ギリシャ語のorchis(睾丸)に由来する語。塊根の形が丸いことからでた名。種小名は明治時代に日本で採集した宣教師U.フォーリーの名にちなむ。

本州中~北部と紀伊半島の亜高山帯草地に生え、基部に長卵形の2葉がある。花序の花は数個、花色は白、距は短い楕円形、唇弁はごく浅く3裂する。飯豊山の駒形山~御西岳間の湿潤な草原に生えており、かなり小さいランなので目をこらして探さないと見つからないかもしれません。



ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
(ゴマノハグサ科・シオガマ属)

Pedicularis chamissonis Stev. Var. japonica (Miq.) Maxim. 属名pediculus(シラミ)に由来する語。昔ヨーロッパで、この属の一種のP.palustrisの沢山生えた所で草をたべる家畜にはシラミが一杯たかると信じられていたことによるもの。種小名はドイツの分類学者A.vonシャミッソーの名にちなむ。

本州中部以北の高山に分布。草丈10~50cm。茎に葉が4枚ずつ輪生、長さ1.5~2.0cmの花も4個ずつ段になって穂状に重なる。

アリューシャン列島からカムチャッカ、北千島に分布する集団を基準変種、北海道~本州中部産を変種var. iaponicaとし、後者はさらに多くの品種や型に分けられている。写真のものはクチバシシオガマと思われる。

森林管理局の案内

リンク集