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クサソテツ

クサソテツ

クサソテツ
(ウラボシ科)別名コゴミ、クグミ、コゴメ、グサ

春の山草の中でも比較的早く食されるもので、近年の山草ブームにより太くておいしいものが山からなくなりつつあります。それぞれがルールを守り採取しないと、山から消えていたなどと笑えない状況になるかもしれません。

北海道より九州まで各地の林の中等、春の陽射しがいっぱい当たるヶ所が似合うシダ植物で、大きな群落を作る場合がある多年草です。くせがないのでどんな料理にも合い、東北地方では代表的な山菜の一つ。

冬は葉が枯れ、春先に新芽が土の中から伸び出すが、その先が丸く曲がって、ワラビ、ゼンマイの新芽のように、だんだんと葉を展開してゆく。このころが山菜としての適期です。

名前の由来は、富山地方では「クグミ」と呼び、これは新芽の先が曲がって、まだ背の低いのを、「カガム」「コゴム」ということから、「クグミ」と呼ぶようになった。「コゴミ」はそこから転訛したと考えられる。

一般には「コゴミ」が広く通用しており、「クサソテツ」は、ソテツ科のソテツの葉に似ていることから。

4~5月ごろ、地上に出てくるかたく巻いた若芽の先の部分をつみ取るが、芽が出るとすぐ葉が開いてしまい、採取する期間は短い。鮮やかな緑色と特有の香り、やわらかい味わいが喜ばれる。植物性タンパク質を多く含み、くせもなく、アク抜きの必要もない。

写真を見てどんな料理法をしたものが浮かんだでしょうか。

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