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林野庁

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竹の性質

竹の生長

竹は、常緑性の多年生植物であり、毎年地下茎の節にある芽子から新しい竹を発生させ、わずか数か月で立派な竹に生長するという特徴があり、1日(24時間)にマダケで121cm、モウソウチクで119cm伸びたという記録があります。
竹の寿命は、太いものほど長く、20年ほどであり、竹には形成層がないため、樹木のように毎年太くなることはありません。
地下茎の伸長は、土質や気象条件によって異なりますが、1年に5m伸びた記録があります。
また、3~4年目の地下茎が最もたけのこを産み、5年目を過ぎると減少し、豊作(表年)と凶作(裏年)がおおむね隔年にあらわれ、たけのこの発生量に差が生じます。

竹の特徴

竹材は、すべての組織が軸方向に平行に並んでいるため、繊維方向に強度があり、特に表皮に近いほど繊維の密度が高く、しなやかで折れにくい性質をもっており、木材とほぼ同様の成分で構成されています。
竹の種類や用途によって異なりますが、竹材として利用するのは3~5年生の竹が最良で、伐採時期は一般的に生長の休止時期である晩秋から初冬が適期です。

マダケ、モウソウチクなどの繁殖方法(単軸型)

マダケ、モウソウチクなどの繁殖方法(単軸型)

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