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林野庁

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令和元年房総半島台風(台風第15号)によって発生した災害への対応について

令和2年3月27日

1.概況

令和元年房総半島台風(台風第15 号)により、千葉県をはじめ伊豆諸島や関東地方で林地荒廃等の災害が発生しました。今後、被災県と連携しながら、被害状況の更なる把握と原因究明等を進め、早期復旧に取り組んでまいります。

2.被害状況

令和元年房総半島台風による山地災害を含む林野関係被害の発生状況は6県において被害額約39.4億円となっています。
区分 主な被害 被害数 被害額(億円)
(*1)
被害地域(現在6県より報告あり)
林野関係 林地荒廃*2 50箇所 23.4 福島、千葉、山梨、静岡(4県) 
治山施設 14箇所 1.4 千葉、静岡(2県)
林道施設等 238箇所 4.4 福島、群馬、千葉、山梨、静岡(5県)
森林被害 635ha 1.0 千葉、静岡(2県)
木材加工・流通施設 46件 4.4 千葉
特用林産物施設等 76件 4.9 茨城、千葉、静岡(3県)
小計   39.4  

*1:都道府県から報告があったものを記載。
*2:林地荒廃…新たに発生、または拡大した林地の荒廃
 
*3:四捨五入のため合計額の数値が一致しない場合がある。
 
農林水産関係被害の全データはコチラ

3.対応状況

令和元年
9月13日
     ・関東森林管理局次長ほか3名が千葉県と被害状況の情報交換及び森林被害調査の支援体制について打ち合わせ
9月13日~27日
     ・関東森林管理局が、情報収集及び林野関係被害の復旧に係る技術的支援等のため、千葉県及び千葉県富津市及び勝浦市、
      静岡県及び静岡県東伊豆町、河津町へ職員のべ23人を派遣
9月14日
・本庁整備課長外3名及び関東森林管理局千葉森林管理事務所長を千葉県に派遣し、森林被害等の復旧に関する要望聴取、打合せ及び現地調査を実施
*森林の被害について、君津市、南房総市の一部でまとまった風倒木被害、富津市の鋸山周辺で大規模な天然林の風倒木被害が確認された。
9月16日
・関東森林管理局が千葉県災害対策本部の要請に基づき、倒木処理に必要な重機を保有している林業事業体の情報を提供
9月17日
令和元年台風第15号による被害の復旧・復興に向けた対応について(令和元9月17日公表)(PDF : 321KB)を関係団体等へ通知
9月17日~26日
・本庁業務課及び関東森林管理局から倒木処理等の要望調整等のため、自衛隊・東京電力共同調整所等に職員のべ63名を派遣
9月18日~10月11日
・停電復旧作業に係る倒木処理等の調整及び、林野関係被害の復旧に係る技術的支援等のため、本庁職員のべ38名を千葉県庁へ派遣(うち、のべ20名がリエゾンとして常駐)
9月19日
・関東森林管理局が千葉県及び静岡県において森林被害調査のため、ヘリコプター調査を実施(関東森林管理局)
*上空からの目視の結果、大規模な山腹崩壊等は発生していなかったが、倒木及び小規模な崩壊等が確認された。
9月24日
     ・関東森林管理局次長が千葉県と被害調査のドローン活用に関する要望や伐採木の仮置き場について打ち合わせ
9月25日~10月2日
     ・千葉県からの要請に基づき、千葉県と合同でドローンによる被害調査をのべ13名派遣し実施
9月27日、28日
     ・千葉県内で発生した風倒木被害の状況を詳細に把握し、今後の復旧対策に反映させるため、学識経験者による緊急調査を本庁担当官及び
     関東森林管理局からのべ17名を派遣し千葉県と合同で実施
    *プレスリリースリンク
    緊急調査結果概要版(写真含む)(PDF : 974KB)
    緊急調査結果(PDF : 198KB)

令和2年
2月19日
・気象庁は、令和元年台風第15号について「令和元年房総半島台風」と名称を定めた。


9月27日,28日の緊急調査に関するお問合せ先
【調査全体】
治山課山地災害対策室
代表:03-3502-8111(内線6197)
ダイヤルイン:03-3501-4756

【風倒木・森林整備】
整備課造林間伐対策室 
代表:03-3502-8111(内線6177)
ダイヤルイン:03-3502-8065

【溝腐病】
研究指導課森林保護対策室
代表:03-3502-8111(内線6214)
ダイヤルイン:03-3502-1063

お問合せ先

森林整備部治山課

担当者:災害支援班
ダイヤルイン:03-3501-4756

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