林業技能検定
1.技能検定とは
技能検定は、働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度です。技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の才能と地位の向上を図ることを目的として行われています。
試験は職種ごとに学科試験と実技試験により実施され、両方の試験に合格した者は「技能士」を名乗ることができ、林業技能検定に合格した者は「林業技能士」となります。
2.林業の技能検定について
林業の技能検定は、令和6年8月29日に厚生労働省により関係省令が改正され、創設されました。また、同日付けで厚生労働大臣により林業技能検定を実施する指定試験機関として、一般社団法人林業技能向上センター(以下、林業技能向上センター)が指定されました。林野庁は補助事業により、令和2年度から継続して、指定試験機関である林業技能向上センターへの支援を進めてきたところです。
試験日程や試験の実施場所等の詳細は林業技能向上センターのHPで公開されています。
一般社団法人林業技能向上センターHP林業技能検定(外部リンク)
3.林業技能検定の試験概要
林業技能検定では、育林及び素材生産を行う業務に関する技能及び知識について検定が行われます。出題範囲や失格要件、受検案内については林業技能向上センターのHP(外部リンク)をご確認ください。
- 試験区分と受検資格
試験区分 基礎級 3級 2級 1級 受検資格 (技能実習関係) 実務経験年数0年以上 実務経験年数2年以上 実務経験年数5年以上 - 試験の種類
学科試験
問題の正解を選択肢の中から選び、解答用紙に記入。
実技試験
・判断等試験(1級、2級のみ)
写真、イラスト等によって提示した対象物や現場の状態を見て判断等を行い、選択肢の中から正解を選んで解答用紙に記入。
・製作等作業試験
チェーンソーを使用して、実際に作業を実施。



4.Q&A
一般社団法人林業技能向上センターHPよくある質問・様式集(外部リンク)5.林業従事者の皆様へ
技能検定制度が林業に従事する方々の間に広く普及することで、技能の向上が図られ、林業作業の質が確保されるだけでなく、林業における労働安全の確保にも繋がることが期待されます。また、この検定に合格して技能士となった方々が、それぞれの職場において適切な評価を受け、処遇改善にも繋がることが重要と考えており、林野庁としても、引き続きこうした取組への支援を続けていきたいと考えています。
林業技能検定に興味がある方は、ぜひ林業技能向上センターのHPを覗いてみてください。
お問合せ先
林政部経営課林業労働・経営対策室
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