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プレスリリース

店舗や事務所、ビルなど民間建築物での木材利用に関する事業者向け普及資料を作成しました

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令和4年5月16日
林野庁
民間建築物等における木材利用促進に向けた協議会(通称「ウッド・チェンジ協議会」)において、都市等の「ウッド・チェンジ」に向けて、店舗や事務所、ビルなどの建築物での木材利用を促進するため、建築主などの事業者向けの普及資料を作成しましたので、お知らせします。

1.作成の経緯

林野庁では、民間建築物等での木材利用の促進に向けて、昨年9月、川下から川上までの関係者が広く参画する官民協議会「民間建築物等における木材利用促進に向けた協議会」(通称「ウッド・チェンジ協議会」)を立ち上げました。昨年9月に開催した第1回会合で挙げられた木材利用を進める上での課題等を踏まえ、5つの小グループを設置し、木材が利用しやすい環境づくりのための検討を進めています。
今般、この小グループにおいて、建築主などの事業者が、店舗や事務所、ビルなどの建築物での木材利用を検討する際に参考となる普及資料を作成しました。
ウッド・チェンジ協議会では、これらの普及資料を活用し、建築物での木材利用を促進していく考えです。

2.普及資料の内容

普及資料は、低層小規模建築物、中規模ビル、高層ビル、内装の木質化別に、木造化・木質化の事例、木造建築物の標準モデル設計、メリット等をまとめています。

(1)「建ててみましょう!木造で~身近なまちの建物の木造化のすすめ~」
コンビニや飲食店など、平屋2階建ての小規模な店舗の木造モデル設計を提案しています。また、木造化の意義や店舗以外の低層小規模な木造建築物事例も多数紹介しています。

(2)「“木でつくる”中規模ビルのモデル設計~中規模ビルの木造化のすすめ~」
延べ床面積3,000平方メートル程度のオフィス設計をテーマに、3階建てから7階建て、準耐火構造から2時間耐火構造まで、バラエティに富んだ木造ビルのモデル設計を提案しています。オフィスだけでなく、公共施設、商業施設、ホテル等にも応用いただけます。普及動画も作成しました。

(3)「高層木造ビル事例集~木造ビルで都市に森林をつくろう~」
木造の技術面・制度面の発展を受けて、近年、徐々に増えてきた木造の高層ビル事例について、施主が木造としたねらいや効果、技術的な工夫等とともに紹介しています。

(4)「内装木質化した建物事例とその効果~建物の内装木質化のすすめ~」
建築物の内装に木材を使った様々な事例を紹介するとともに、施主等から集めた木質化による効果の声、研究データ等もあわせて、内装に木材を利用することによってどのような効果が期待できるのかを用途別に整理しました。木質化にあたっての留意点も掲載しています.

※(1)、(2)及び(4)は、林野庁補助事業「木材利用に取り組む民間企業ネットワークの構築事業」を活用し、(公財)日本住宅・木材技術センターが小グループを運営し作成しました。

この他に、建設事業者向け木造化手引きも作成しました。
各普及資料は、林野庁ホームページのウッド・チェンジ協議会のウェブサイトから、ダウンロードして御覧いただけます。

「ウッド・チェンジ協議会」ウェブサイト
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/wckyougikai.html

3.添付資料

~都市等の「ウッド・チェンジ」に向けて~店舗・事務所・ビルなど建築物での木材利用のすすめ(PDF : 1,220KB)

お問合せ先

林政部木材利用課

担当者:五味、山下、櫻井
代表:03-3502-8111(内線6127)
ダイヤルイン:03-6744-2626