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プレスリリース

「令和3年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況」について

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令和4年9月30日
農林水産省
農林水産省は、国有林野事業の取組をまとめた「令和3年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況」について取りまとめましたのでお知らせします。

1.「令和3年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況」のポイント

「国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況」は、「国有林野の管理経営に関する法律」(昭和26年法律第246号)に基づき、前年度における国有林野事業の取組について毎年とりまとめ公表しているものです。
この報告では、
・公益重視の管理経営の一層の推進
・民有林の経営に対する支援など森林・林業再生への貢献
・国民参加の森林(もり)づくり等の推進
・国有林野の林産物の安定供給
など、令和3年度の取組を紹介しています。
このうち、トピックスとして紹介した特徴的な取組は以下のとおりです。

○ 国有林野事業における木材不足・価格高騰(いわゆるウッドショック)への対応
令和3年に入って、我が国の住宅需要が回復する中、コンテナ海上輸送費の上昇などを背景に輸入木材が不足し、国産丸太への需要が高まりました。
このことを受けて、国有林材供給調整検討委員会の意見等も踏まえ、立木販売物件の前倒し販売、素材生産請負事業の早期発注、生産した丸太の早期販売等を実施しました。地域事情を踏まえつつこれらの対応に努めた結果、令和3年度の国有林材供給量は前年度比約3割増加しました。
こうした取組について、国有林材供給調整検討委員会では、「国有林で行った供給調整には一定の効果があった」と評価されました。

○ 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録と国有林の貢献
令和3年7月に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました。
九州森林管理局では、遺産地域の面積(約4万3千ha)の約7割を占める国有林野のほぼ全域について、平成3年から順次「森林生態系保護地域」に設定してきたところであり、希少種保護のための巡視、外来植物の分布状況調査及び駆除、希少動物の密猟防止等に係る啓発等の取組を行い、森林の厳格な保護・管理に努めています。

全文については、次の当省ホームページから御覧になれます。
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/jissi/

2.林政審議会の意見の概要について

この実施状況の公表に当たっては、林政審議会の意見を聴くこととされています。
令和4年9月7日(水曜日)に開催された林政審議会において、公表することが適当である旨の答申がありました。

林政審議会の配布資料等については、次の当省ホームページから御覧になれます。
https://www.rinya.maff.go.jp/j/rinsei/singikai/index.html

3.(参考)「国有林野の管理経営に関する基本計画」(平成30年12月25日策定)

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/kanri_keiei/kihon_keikaku.html

お問合せ先

林野庁国有林野部経営企画課

担当者:勝沼、野村
代表:03-3502-8111(内線6288)
ダイヤルイン:03-3502-1027