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林野庁

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「令和2年度第2回中央国有林材供給調整検討委員会」概要

更新日:令和2年11月12日

コロナ禍における林業・木材産業分野への影響については、各地域において需要の動向を見定めながら、国有林材供給調整検討委員会からの報告を踏まえ、全ての局で対策を講じているところです。

1.日時及び場所

令和2年10月30日(金曜日)13時00分~16時00分
農林水産省統計部第1会議室

2.議題

1各森林管理局の供給調整状況について
2木材需給動向

3.議事概要 

【委員会の検討結果】

需要が大幅に落ち込んだ時期と比べると、国産材の丸太価格や需要が上向きに転じたとの見方もあり、国有林材の供給調整については、民有林の取組とあいまって、一定の効果があったものとみられる。一方で、木材需要は先行き不透明であり、地域や業種ごと、業種内でも繁閑差がみられる。また、木材は国際商品であり、国産材製品の需要は、海外の状況に影響を受けることから、これらの状況を注視する必要がある。
今後においては、管轄区域を超えた緊急的な供給調整は必要ないものの、国産材需要の動向、民有林からの供給、外材の輸入動向など地域ごとの状況を踏まえつつ、引き続き慎重に対応する必要がある。


【主な意見】

〇合板、土木用の需要は戻ってきているが、梱包材需要が低調である。引き続き供給調整は必要と考えるが、工場は最低限の丸太在庫が必要であり、一定程度の出材を期待している。
〇合板工場が受入制限を行ってきたが、この間、国有林材の供給調整により供給過剰が避けられたと考えている。合板工場は11月から入荷制限を解除するが、その後はどうなるか分からない。例年であれば、今後は合板工場がロシア単板を使う時期となるので、状況を注視する必要がある。
〇米国での木材需要の堅調等によりSPF、米マツ、欧州材の価格が高止まりしている状況にある。今後、国内の住宅着工戸数が減少することを考えれば、今が、外材の使われている分野で国産材のシェア拡大を図るチャンス。原木の安定供給をお願いしたい。
〇製材工場は冬期の原木の手当を始めている。事前に原木の消費計画を素材生産業者に示すことにより、計画に基づいた伐採に取り組んでもらいたい。
〇合板価格が下がったので、原木の買入価格を下げたところ、伐採が止まった。原木が足りない状況にある。原木の供給量、価格には地域差があり、国有林の供給調整も地域に応じた対応が必要である。
〇ヒノキについては、全国的に丸太価格が上がってきている。これと合わせて製品価格の値上げを唱えているが、まだコロナ以前の水準まで戻っていない。
〇国有林の供給調整で行っている立木販売の搬出期間延長については、事業者の裁量で生産する・しないを判断できるので適切な対策であると思う。
〇台風の後、丸太価格が高騰しても、民有林から材が出てこなかった。こんなことは初めてである。森林所有者は、コロナ禍の影響で、先行きを不安視している。森林所有者とのコミュニケーションが取れないことも出材に影響していると思う。
〇原木生産は急ブレーキ、急発進ができないので、国有林材の供給調整については、各地域での状況を踏まえて実施するべき。
〇バイオマス需要は、総じて堅調である。一部で土場が満杯との話もでているが、もう少し価格が上がれば、山側の算段がつきやすくなる。
〇スギ・ヒノキ丸太価格はないもの高ではないかという見方もある。出材量が減ったことの反動ではないか。
〇首都圏の製品市場は少しずつ回復傾向となっているが、売上額の回復までには至っていない。住宅も、ローコスト戸建住宅は好調だが、一般工務店の受注は回復していない。イベント等での木材需要も依然として厳しい状況である。

お問合せ先

国有林野部業務課

担当者:供給企画班  川原、後藤
代表:03-3502-8111(内線6306)
ダイヤルイン:03-3593-1675
FAX:03-3502-8053