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林野庁

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「令和2年度第1回中央国有林材供給調整検討委員会」概要

更新日:令和2年7月15日

   新型コロナウイルス感染症により、木材の需要や流通への影響が生じていることから、国有林においては、各森林管理局に設置されている国有林材供給調整検討委員会での意見を踏まえ、全ての森林管理局において立木販売の搬出期間の延長を措置したほか、九州及び、北海道の各森林管理局では、立木販売の一般競争入札を一時見合わせているところです。

1.日時及び場所

令和2年6月26日(金曜日)
注.新型コロナウイルス感染防止のため、書面開催

2.議題

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた、国有林材の供給について

3.議事概要 

【委員会の検討結果】
〇新型コロナウイルス感染症による木材需給への影響は徐々に拡大してきており、原木市場や大手製材工場等では原木が滞留し、山元でも原木が行き場をなくす状況が広範に見られるところである。
〇これらの影響については、マーケットの回復が不透明との意見にも見られるように今後も不透明な状況が続くとして、国有林には需給動向を踏まえながら、供給調整を行っていく必要性が認められると同時に、ポストコロナの対策や、川上での雇用の維持を懸念する意見も多数見られるところである。
〇このことから、国有林としては、これまでも立木販売の搬出期間の延長等を措置してきたところであるが、引き続き、各地域において関係者からの意見等も把握しながら、供給過剰を緩和するための供給の調整(絞り込み)と、雇用を確保する観点からの原木生産を伴わない森林整備への振り替え等も含め、地域の実情に即した対応について検討する必要がある。

なお、対策の時期については、各地域において需要の動向を見定めながら、柔軟に対応する必要がある。


【主な意見】
〇原木価格はスギA材で9,000円/m3。一部合板工場では2月から減産したことによる荷受け停止の影響が大きく、これ以上下がればバイオマス燃料並みの価格になる。
〇各地の合板工場や市場は原木が満杯の状況であり、山元にも滞留している。
〇(原木の納入について)外材を減らし、国産材比率を高めている。
〇新型コロナ収束後も在庫消費期間が必要で、回復には時間がかかる。
〇7月以降、国有林材が出材されると、更に原木のダブつきが心配。
〇製材品の販売量は6月は例年の15%減。7月は20%減の見込み。
〇大手住宅メーカーの受注は緊急事態宣言発令以降大きく落ち込んだが、一部のプレカット工場では、非住宅物件は予定通り進むなど一般住宅の減少の部分をカバー。また、夏以降の公共物件の発注見込みが多いという者もいるが、一般住宅の先行きが分かりにくく、見積もりも少なくなってきている。
〇国有林の供給量を絞る事は、現段階ではとても重要。
〇新規の(立木販売等)物件については当面様子見が必要。システム販売についても、需給動向による慎重な対応が必要。
〇新型コロナの収束もマーケットの回復時期も不透明であり、木材需給バランスを森林管理局単位で見るなど、動向次第では柔軟な対応をお願いしたい。
〇(木材価格の)暴騰を防ぐ対策を今から準備しておく必要。
〇国有林の生産請負の仕事がなくなれば、自分の手山の皆伐作業に入り、結果的に原木の出材が増えないか心配。立木販売の安定供給の依頼もあるので、地域の特性に合わせた細かい対応もお願いする。
〇供給調整の実施時期については、需要の動向(需要の崖)を見定めながら、地域性を斟酌し柔軟な対応が必要。

お問合せ先

国有林野部業務課

担当者:供給企画班  川原、後藤
代表:03-3502-8111(内線6306)
ダイヤルイン:03-3593-1675
FAX:03-3502-8053