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「令和2年度 第2回 林政審議会 施策部会」の概要について

11月27日(金曜日)に開催された「令和2年度 第2回 林政審議会 施策部会」の概要をお知らせします。

1.日時及び場所

  令和2年11月27日(金曜日)10時00分~12時00分
  農林水産省 本館4階 第2特別会議室
  所在地:東京都 千代田区 霞が関 1-2-1

2.議題

  (1)令和2年度森林・林業白書の検討について
  (2)その他

3.概要

「令和2年度森林・林業白書の検討」について議論が行われ、委員から主に以下のような意見等が出されました。

 ○「令和2年度森林・林業白書の検討(構成案及び主要記述事項)」について

(トピックスについて)

・トピックス1について、木造公共建築物の比率がこの10年でどれくらい増えたか数字を出すと良い。省庁ごとの実績もあれば良い。
・狭義の公共建築物と民間建築物をしっかり分けた書き方にし、民間の取組も強めに打ち出すべき。
・トピックス2について、今回の法改正を通じて何を目指していくのか、森林組合に求める方向性が分かるような記述にしてほしい。
トピックス3について、夢でなく実現できるものとわかり、巧く記載されている。
トピックス2及び3は、特集とも深く関係するものなので、そのことも意識して記述していくべき。
森林サービス産業や教育イノベーション等、森林空間利用の動きについて紹介してみてはどうか。
7月の豪雨災害について取り上げてはどうか。その際には、過去の災害との共通点や相違点を洗い出して記載する方法もある。

(特集1について)

・基本計画とリンクしているのが良い。
・これまで取り組んできたけれどもなかなか進まない、という課題もあると思うので、問題の所在が浮き彫りとなるよう、それぞれの課題や解決策に向けた論点整理をしっかりすべき。
従事者対策は重要。人材育成について、林業大学校や県の積極的な取組等、前向きで未来につながるものも記述すべき。
コスト低減について、試算され見える化されており良い。まとめの部分は、一般の方がわかるよう、さらにブレークダウンを図るべき。
植栽密度と生産する丸太の質、需要とを関連づけつつ記述できればより具体的になる。

(特集2について)

・コロナの影響より、林業や地方移住への指向に視点を当ててはどうか。これに関連し、境界不明の問題は重要。
国有林の供給調整は当初重要だったが、その後供給がタイトになっている地域もあるので、取り上げる期間についても配慮が必要。

(I章について)

・「森林の適正な整備・保全の推進」のあたりで、SDGsについても記述してはどうか。
「山地災害等への対応」では、流域治水についてもっと分かりやすく記述すべき。
森林経営管理制度・森林環境譲与税について、効果や展望も詳しく示すべき。特に森林環境譲与税については、優良事例を示すなどして国民の理解が得られるようにすべき。

(II章について)

・「林業」が儲かるかというより、山村振興や地域活性化の中で林業が果たす役割についての視点を持ちつつ書いていってほしい。
特用林産は林業算出額の中で半分を占めており、もう少し分かりやすく、役割の大きさなども記載してほしい。
コロナ禍と関連し、林業参入や移住などの受け皿となる体制を整えていることを記載すべき。

(III章について)

・木材のカスケード利用の概念図を入れてはどうか。材の全てがエネルギー利用に集約していくと問題。
木材の機能として、文化的な側面からも評価しうる機能があることも記載してほしい。

(IV章について)

・仮設住宅等で使われた木材について、居住性の面でのプラスなど、その評価等についても記載すると良い。

お問合せ先

林政部企画課
担当者:年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219