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「平成30年度 第3回 林政審議会 施策部会」の概要について

11月26日(月曜日)に開催された「平成30年度 第3回 林政審議会 施策部会」の概要をお知らせします。

1.日時及び場所

  平成30年11月26日(月曜日)13時30分~16時30分
  農林水産省 本館7階 第3特別会議室
  所在地:東京都 千代田区 霞が関 1-2-1

2.議題

  (1)「平成30年度森林・林業白書(構成案及び主要記述事項)」について
  (2)「新たな森林管理システムを円滑に進めるための国有林からの木材供給対策」について
  (3)その他

3.概要

「平成30年度森林・林業白書(構成案及び主要記述事項)」、「新たな森林管理システムを円滑に進めるための国有林からの木材供給対策」等について議論が行われ、委員から主に以下のような意見等が出されました。

〇「平成30年度森林・林業白書(構成案及び主要記述事項)」について

(全体について)
資料がビジュアル的に見やすくなり、女性や若者にも親しみやすいものとなった。

(トピックスについて)
平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震では林道被害も多かったことについて、しっかりと紹介してほしい。
住宅・中高層建築物の木造化・木質化の取組については、民間の商業施設等も含めた具体的な事例を示すとともに、都市部を中心に更に進めていくべきとのメッセージを記述してほしい。

(I章(特集章)について)
大学の林学科など既存のルートで育成されたわけではないが森林・林業・木材産業にインパクトを与えている人材や、他業種から林業に参入して機械化や合理化といった面で業界に刺激をもたらしている事業体を紹介することに意味があるのではないか。
経年変化を前向きに捉えるケースや木材を使用することで工期短縮等を図るケースなど、木材を使用するユーザー側の視点が広がってきていることを表現できないか。
複合的なライフスタイルで自伐型の林業を行っている人材等についても、紹介すべきではないか。
各都道府県の林業労働力確保支援センターの取組についても取り上げてほしい。
林業大学校については、各地域で開設が続いており世間の関心も大きいため、詳しく紹介してほしい。
労働災害発生率の高さについては、経営者側にとって労災保険料率の高さの面からも課題になっている点を紹介してほしい。

(II章について)
災害への対応について、トピックスと合わせてしっかりと記述してほしい。
森林環境税について、使途や制度の運用に向けた取組についても丁寧に紹介してほしい。

(III章について)
林地台帳や森林経営管理制度は市町村行政に大きな影響を与えるものであり、来年度以降も含め、実態を踏まえて丁寧に記述してほしい。

(IV章について)
木材利用促進条例を制定する動きが広がっており、木材利用の気運の高まりを示すためにも最新の状況を記載してほしい。

(VI章について)
被災地全体の復興が進む中で、森林・林業の復興についても応援するような白書にしてほしい。

〇「新たな森林管理システムを円滑に進めるための国有林からの木材供給対策」について

・今回の仕組みは地域への影響も大きいと思うが、実施に当たって市町村や都道府県からの意見を聴くべきではないか。
良い制度だと思う。この仕組みを使って川下を安定化してほしいと考えている。1つのビジネスモデルができるのではないか。
今回の仕組みは、林業の課題が解決できる1つの手段になるのではと期待している。
公平性を担保する必要がある。今回の仕組みについては実験的な部分もあるため、外部の意見を聞きながら行うべき。
サプライチェーンを作るための製材工場等の設備投資には、国からの融資や補助が必要であり、今後も積極的に対応してほしい。

お問合せ先

林政部企画課

担当者:年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219