森林等への投資の促進に向けた調査事業
近年、金融機関等において、気候変動や自然関連課題が企業活動の継続性に影響を及ぼす財務リスクとして認識され、企業による持続可能性(サスティナビリティ)への貢献について、情報開示を求める動きが進展しています。
これを受けて、企業が、事業の継続性確保に向けた対応を検討する中で、自社の事業が水源涵養や木材生産などの森林の多面的機能による生態系サービスを享受している企業をはじめ、自然資本のうち森林に着目する企業が増えつつあります。
このような中、令和5年9月のTNFD提言の公開などの社会動向を踏まえつつ、森林への投資を実行しやすい環境形成を目指し、森林に関心を寄せる企業にとって参考となる資料を作成することを目的として、森林への資金投入事例の文献調査及びヒアリング調査を実施し、森林への資金投入に係る課題や関係者の要望を分析しました。
また、調査結果を踏まえ、森林の多面的機能による生態系サービスを享受している企業が、自社の事業のリスク管理・機会創出に向けた取組の検討に活用できるよう、資金投入の判断や成果発信に必要な情報項目、開示に資するツール等を整理しました。
企業活動と森林の関係性及び自然資本としての森林への資金投入の考え方の整理について(PDF : 2,326KB)
森林等への投資の促進に向けた調査事業(報告書)(PDF : 6,108KB)
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林政部企画課
担当者:企画第2班
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