このページの本文へ移動

林野庁

メニュー

「福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム~福島の森と木の親子体験オンライン教室2024~」の概要

「福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム~福島の森と木の親子体験オンライン教室2024~」

   林野庁では、福島の森林・林業再生に向けて、幅広い関係者の参画・連携の下、福島の森林・林業の現状をご理解いただきながら取組を推進するため、森林内の放射性物質の動態把握や林業再生に向けた取組など、これまで得られた知見や成果などを地域や都市住民の皆様にお伝えするシンポジウムを2014年より開催しています。

   令和6年度は11月16日(土曜日)に、福島県安達郡大玉村の「ふくしま県民の森フォレストパークあだたら」からオンラインによるライブ配信形式で行い、福島県・東京都を中心とした全国500組の親子等約1,300人が、事前学習として動画の視聴や自宅に送られた、なめこ栽培体験キットにより実際になめこを育てシンポジウムに臨みました。

   配信では、福島県で福祉支援を中心に活動している、一般社団法人ちろる代表理事 鈴木有里絵さんが司会を行い、終始やさしくほがらかな雰囲気でプログラムが進み、参加者はチャット(インターネット上でリアルタイムに文字等で会話を交わすサービス)を使って講師の先生方に質問を行うなど、全国から気軽に参加でき広い地域の人にも福島の森林・林業の再生の取組を楽しく知っていただけたシンポジウムとなりました。

   配信後にの参加者アンケートでは、「子は7歳だが原発の事故のことを初めて教えた。」、「風評被害も含めて辛い状況の中、日々頑張っている姿を知れてよかった。お店に並んでいるものは気にせず食べたいと思う。」など正しく知るきっかけになったなどのコメント、「キノコの栽培方法などを知るよい機会となった。」、「福島の森林・林業再生に携わる人々の努力が良く伝わってきた。」など森林・林業再生に繋がるコメント、「福島で自然体験できる場所に行ってみたいと思った。」「美味しいキノコをた食べたいし、フォレストパークあだたらで森を体験したい。」など実際に福島へ行ってみたいとのコメントも多く寄せられました。

開催案内パンフレット(PDF : 2,328KB)

〇配信内容
1.「福島の森を守る」
  実際に福島で森林・林業の仕事に携わる方から、森の働きや福島の林業が歩んできた歴史などを解説しました。
(講師)
  田子  英司さん(いわき市共済組合)
  下篠  真輝さん(田人ワークキャンプ・ビレッジ)

2.「福島の森のハカセになろう」
  研究者から、放射線の基礎知識、森林内の放射性物質の状況について、子供にも分かりやすく解説しました。
(講師)
  篠宮  佳樹さん(国立研究開発法人森林研究・整備機構  森林総合研究所)
  小松  雅史さん(国立研究開発法人森林研究・整備機構  森林総合研究所)

3.「きのこの不思議」
  福島のきのこ生産者から、なめこの生産現場の説明や収穫の方法を紹介した後、なめこの収穫を実演しました。
(講師)
  加茂  直雅さん((有)加茂農産)

配布テキスト1(福島の森、今どうなってるの?)(PDF : 3,441KB)

配布テキスト2(放射線ってどんなもの?)(PDF : 943KB)

配布テキスト3(きのこについて)(PDF : 2,083KB)

〇当日のライブ配信の収録を含む動画再生リスト
  事前学習動画やライブ配信の様子等をYouTube(農林水産省maffchannel)に掲載していますので、ぜひご覧ください。
【福島のもり応援隊動画】

フル版(外部リンク、YouTube)

ダイジェスト版(外部リンク、YouTube)

お問合せ先

森林整備部研究指導課

担当者:森林除染技術開発企画班
ダイヤルイン:03-6744-9530

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader