市町村は森林づくりのマスタープランとなる「市町村森林整備計画」を5年毎に作成します。
この計画は市町村における森林関連施策の方向や森林所有者が行う伐採や造林等の森林施業に関する指針等を定めるもので、当留萌流域は昨年・平成23年度が樹立の年でした。
このような中、私は平成23年度に北海道森林管理局で実施された「准フォレスター研修」を北海道の民有林行政担当者のみなさんと一緒に受講しました。
修了後は、一緒に受講した北海道留萌振興局森林室と留萌北部森林管理署の職員と共に研修成果を活かし、留萌流域の8市町村と4森林組合の担当者を対象に、「市町村森林整備計画」の策定に向けた「ゾーニング設定研修会」を開催しました。
秋以降からは計画樹立のための「市町村森林整備計画作成合同作業チーム」に国有林の准フォレスターとして参加させていただき、市町村・森林組合・北海道指導林家・留萌振興局等の方々と計画案の作成作業に関わり、ゾーニングの設定方法や国有林からの各種情報の提供等を行いました。
また、国有林においては、資源が充実しつつあるトドマツ人工林などの間伐材等をより効率的に生産するため、「低コスト・高効率作業システム」の普及・定着を進めるため、民有林関係者も含めた「現地検討会」も開催しました。
これらを通じ、国有林の職員が普段関わる機会が少ない民有林行政の一端を体験させていただいたことは、私にとっても大変貴重な経験となりました。