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北海道森林管理局では、間伐材等をより効率的に生産するため、列状間伐等の林内作業(伐倒、造材、集材、運材等)には、林地傾斜区分に応じてハーベスタとフォワーダを組み合わせた低コスト・高効率作業システムを採用することとしています。 |
林地傾斜区分 |
作業システム(例示) |
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伐倒・枝払い・玉切り |
集材 |
巻立て |
セット人員 |
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緩傾斜(15度未満) |
ハーベスタ |
フォワーダ |
グラップル |
2~3人 |
中傾斜・ 急傾斜(15度以上) |
ハーベスタ チェンソー(注) |
フォワーダ |
グラップル |
3~4人 |
注 ハーベスタが使用できない箇所はチェンソーによる伐倒
(第1回路網・作業システム検討委員会資料)
(第1回路網・作業システム検討委員会資料をもとに作成)
立木の伐倒、枝払い、玉切り、集積作業を一貫して行うことができます。林内走行が可能な緩傾斜地で特に威力を発揮します。また、作業路上ではプロセッサの代用としての利用も可能です。
玉切りされた丸太を荷台に積込み、土場まで運搬する機械です。
作業路上や土場での枝払い、玉切り、集積作業を一貫して行うことができます。
立木を伐採し、伐った木を掴んだまま移動することができるため、林内走行が可能な緩傾斜地等での全木集材(玉切りをせず枝がついたまま集材する作業)に威力を発揮します。
木寄集材、玉切りされた丸太の積込作業や土場での巻立て作業等さまざまな工程で利用されています。 グラップル機能(丸太をつかみ取る機能)とバケットでの堀取り機能も併せ持ち作業路作設で効果を発揮するグラップル付きバケットもあります。
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グラップル付きバケット |
平成19年度から保育間伐を請負で実施している箇所(3箇所)において、事業実施者の協力のもと、従来型作業システムと高性能林業機械作業システムの実証比較をしたところ、生産コストが23%~53%低減するとともに、生産性については189%~370%向上しました。
森林整備部資源活用第二課
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