3-3薬師岳・雲ノ平圏谷群高山植物希少個体群保護林【250ha】
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氷河によってできた圏谷群 |
設定目的
薬師岳の東側一帯には、氷河によってできた圏谷(カール)が並び、その特異な立地条件に希少な高山植物が生育していることから、これらの個体群の保護・管理を図ることを目的とします。地況・林況
北アルプス(飛騨山脈)の奥黒部山地にあり、薬師岳山頂付近は急峻であるが周辺部は平坦な箇所が多いです。山稜東側に氷河地形が出現します。標 高: 1,750~2,930m
気 候: 亜寒帯から高山帯に属しており、上市観測所で年平均11.8℃となっておりますが、薬師岳周辺は2,000m以上となるため1℃程度と推測されます。
降水量: 近隣の上市観測所で年平均2,850mmとなっており、当該地一帯と観測所との標高差から降水量は3,000mmを超すと推測されます。
地 質: 花崗岩が多く占め礫岩、安山岩、流紋岩によって構成されます。
土 壌: 高山帯から亜高山帯、山地帯までを包括しており、かつ急峻な地形を呈していることなどから、岩石地、ポドゾル化土壌群及び褐色森林土壌群が広く分布しています。
法指定等
水源かん養保安林、史跡名勝特別天然記念物、中部山岳国立公園、鳥獣保護区所在地
富山県富山市モニタリング調査結果
令和2年度(PDF : 583KB)お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612