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中部森林管理局

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    2-17南アルプス(聖岳等)生物群集保護林【5005ha】

    南アルプスの植生の垂直分布の典型

    設定目的

    本保護林は荒川岳あらかわだけ前岳まえだけ)(3,068m)周辺から聖岳ひじりだけ(3,012m)、易老岳いろうだけ(2,358m)に連なる稜線の西側斜面に位置しています。
    標高が1,120m~3,120mに及び、山地帯から亜高山帯、高山帯に至るまでの植生の垂直分布がみられます。
    これらは、南アルプス中央部~南部地域の典型的な植生の分布として貴重であるため、保護林として植物群落を一体的に保護しています。

    地況・林況

    コメツガやシラビソ、ダケカンバ等から構成される亜高山帯の植生を主体として、一部のブナ、ミズナラ等から構成される山地帯や、高山植物、ハイマツ等の高山帯の植生を含む植物群落となっています。
    稜線付近は、風が強いため、樹木が生育しにくい環境でみられる風衝草原や、雪の吹きだまり周辺にみられる雪田植物等が広がっています。

    法指定等

    水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、鳥獣保護区、南アルプス国立公園

    所在地


    長野県 下伊那しもいな大鹿おおしか村、飯田いいだ上村かみむら南信濃みなみしなの

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    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当:生態系保全係
    ダイヤルイン:026-236-2612