2-15南アルプス(仙丈岳等)生物群集保護林【3228ha】
![]() |
|||
南アルプスを代表する山岳地形の植物群落 |
設定目的
当保護林区域には、秀麗な山容から「南アルプスの女王」と称される仙丈ヶ岳(3,033m)や、多くの褶曲と急崖から迫力のある山容の甲斐駒ヶ岳(2,966m)など南アルプスを代表する名峰が連なっており、広大な石灰岩が露出した幕岩やカール(圏谷)等の特異な山岳地形・地質が見られます。
この地域に生息する高山植物や天然カラマツ、シラビソ、ヤツガタケトウヒ、ヒメバラモミ等を一体的に保護しています。
地況・林況
南アルプスの山々は高い標高と大きな山容、全般になだらかな稜線が特徴です。仙丈ヶ岳の山頂付近には3つのカール(圏谷)があり、高山植物が非常に豊富なことで知られています。
当保護林の林況はコメツガやトウヒ等の針葉樹の天然林が主体となっています。
ニホンジカによる高山植物の食害を防ぐため、馬の背ヒュッテ付近に防護柵を設置するなど、地域の関係者が協働し高山植物の保護に向けた取組が行われています。
法指定等
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、三峰川水系県立公園、鳥獣保護区、南アルプス国立公園所在地
長野県 伊那市 長谷お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2602