2-11金峰山生物群集保護林【433ha】
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亜高山性針葉樹の天然林 |
設定目的
奥秩父山塊の主脈に位置し、金峰山(2595m)、朝日岳(2580m)、国師岳(2591m)等が連なる尾根筋は、ハイマツ、シャクナゲ、ツガザクラ、コケモモ、トウヤクリンドウ、ガンコウラン等から構成される高山植物群落となっています。その下部はカラマツ、オオシラビソ、シラビソ、コメツガ等の亜高山性針葉樹の森が広がっており、これらの植物群落を一体的に保護しています。地況・林況
金峰山は長野県側では「きんぽうさん」、山梨県側では「きんぷさん」と呼ばれ、平安時代初期頃より山岳信仰の対象とされてきた山です。日本百名山の1つで、登山道沿いのアズマシャクナゲや山頂付近の薄い黄色の花を咲かせるキバナシャクナゲが登山者を楽しませています。
日本海側河川の千曲川支流と太平洋側河川の富士川支流を分ける中央分水嶺であり、南アルプス・富士山が南限で日本海側の多雪山岳地に比較的優勢なオオシラビソと、太平洋側の雪の少ない山岳地に優勢なシラビソが混生しています。
法指定等
水源かん養保安林、秩父多摩甲斐国立公園、鳥獣保護区所在地
長野県 南佐久郡 川上村モニタリング調査結果
令和4年度(PDF : 578KB)お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612