2-1北アルプス(朝日・白馬連山)生物群集保護林【6076ha】

設定目的
日本海側気候の特長を示すブナ帯から高山帯にかけての代表的な森林帯が分布しています。朝日岳から日本海までの距離は短く、冬季の季節風を直接受けるため、代表的な日本海側の植生となっています。高山植物種数は四百種にも及び、この地域は高山植物の宝庫となっています。
この地域の貴重な森林生態系の保護・管理を図るために、設定しています。
地況・林況
朝日岳から白馬岳一帯は、変化に富んだ山岳地形であり、植生は下部ではブナ、マルバマンサク等の群落が、中腹ではダケカンバ等が、山頂部は高山植物が分布し、種数及び固有種が多い地域となっています。また、保護林の中央には白馬大雪渓があり、ハイマツ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンポウゲ等の高山植物が生育しています。
地質は古生代から中生代の様々な岩石が分布しており、石灰岩、蛇紋岩等がみられます。
法指定等
保健保安林、土砂流出防備保安林、砂防指定地、中部山岳国立公園、特別史跡名勝天然記念物「白馬連山高山植物帯」、鳥獣保護区所在地
富山県 下新川郡 朝日町、 黒部市、長野県 北安曇郡 白馬村モニタリング調査結果
令和2年度(PDF : 245KB)お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612