1-4中央アルプス木曽駒ケ岳森林生態系保護地域【1813ha】
花々の宝石箱 |
設定目的
日本海型気候から太平洋型気候への推移帯である本州中央部に位置し、標高が1,200m~2,900mの範囲にあることから、中央アルプスにおける山地帯から高山帯の多様で原生的な天然林を有しています。これらの森林生態系を保護・管理し、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に役立てるため、保護林として設定しています。
地況・林況
中央アルプス(木曽山脈)の山稜の木曽駒ヶ岳から空木岳の稜線の西側斜面(木曽側)に位置しています。急峻な地形で、高山帯には氷河地形が残されています。多様な植生から構成される森林の垂直分布がみられ、山地帯にはヒノキ、サワラ、クロベ等の針葉樹が、亜高山帯にはシラビソ、コメツガ、ダケカンバ等が、高山帯にはハイマツ、コケモモ、キバナシャクナゲ等が分布しています。これらが成立できない箇所には、中央アルプス固有種のコマウスユキソウをはじめ、コマクサ、トウヤクリンドウ等の高山植物が見られます。
法指定等
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、中央アルプス国定公園所在地
長野県 木曽郡 上松町、大桑村その他リンク
中央アルプスのGSSの活動報告(GSS便り)駒ヶ岳風致探勝林(リクリエーションの森)
お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
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