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中部森林管理局

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    ヤマドリ

    Phasianus soemmerringii

    平成26年、白山山系 緑の回廊と越美山地 緑の回廊のモニタリング調査時に撮影しました。


    生活:名の「ヤマドリ」は、山地に生息することに由来しています。主に、標高1,500メートル以下の山地にある、よく茂った森林や藪地に生息し、渓流の周辺にある、スギやヒノキからなる針葉樹林や、シダ植物で繁茂した環境を好みます。 食性は、植物食傾向の強い雑食で、植物の葉、花、果実、種子、昆虫、クモ、甲殻類、陸棲の巻貝、ミミズなどを食べます。鳴くことはまれですが、繁殖期になると、オスは翼を激しくはばたかせ、オートバイのエンジン音に似た、非常に大きな音を出す「ドラミング」と呼ばれる行動をすることで、縄張り宣言をし、同時にメスの気を惹きます。また、ドラミングの多くは、近づくものに対する威嚇であるともされています。日本固有種。
    声:「コッココッコ」「チュイチュイ」
    見分け方:オスは尾がヘビのように長いです。メスはキジのメスに似ていますが、全体的に赤褐色を帯びています。

    お問合せ先

    計画保全部計画課

    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:026-236-2612