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中部森林管理局

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    ハチクマ

    Pernis ptilorhyncus

    飛翔中、頭部がペン先のように細長く突出します。平成26年、白山山系 緑の回廊モニタリング調査時に撮影しました。


    生活:低山や丘陵の林に棲み、ハチの幼虫やさなぎを好んで食べますが、カエルやヘビもとります。コガタスズメバチのような樹上に営巣するハチだけでなく、クロスズメバチやオオスズメバチなどの、地中に営巣するハチであっても、巣の真上から足で掘り起こし、捕食します。ハチの動きを目で観察して追跡することによって、地中の巣を特定しているものと考えられています。猛禽類では例外的に、集団で捕食行動をとることがあり、また餌を巡り争うことが殆どありません。密生した羽毛と脚を覆う鱗がハチの攻撃から身を守ります。ハチの毒の免疫を持っているとも、ハチの攻撃性を奪うにおいを体から出しているとも、いわれています。
    声:「ピィヨー」
    見分け方:翼前縁から突出する頭部が細長く、足は同じ大きさの猛禽類よりも大きいです。

    お問合せ先

    計画保全部計画課

    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:026-236-2612