2022年5月16日(161号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、飛騨森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」5月号(第218号)
3.公売・入札情報
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
飛騨森林管理署長 牛尾 光
飛騨森林管理署は、東に乗鞍岳や御嶽山、西に白山といった3千m級の山岳地帯に囲まれた、岐阜県北部の国有林を管理しています。
「飛騨」というと、どのあたりをイメージされるでしょうか。当署の管内は高山市、飛騨市、白川村ですが、一般的には昔の飛騨國に由来し、下呂温泉で有名な下呂市の大部分も含めるようです。名古屋方面からJR高山本線で高山市に向かうと、下呂温泉あたりまで荒々しい渓谷沿いを走り、集落を見ながら峠のトンネルを抜けたところで緩やかな盆地が広がってくるので、この渓谷が飛騨國の領域に影響したことが感じ取れます。
実は、この峠で川の流れが変わっています。宮峠といいますが、南側の飛騨川は下呂温泉を経由して木曽川に合流し伊勢湾(太平洋)に流れ、北側の宮川は高山市街を経由して神通川に合流し富山湾(日本海)に流れます。このような峠を分水嶺と呼び、普通は標高の高い山脈をイメージしますが、ここはそれほど高い山ではありません。
おもしろいことに、当署管内の国有林に分水嶺が存在し、同じ国有林名でありながら水系の違う森林があります。国有林内の分水嶺は大体地形で判断できますが、民有林内では平坦なところがあり、分水嶺が分からない場所もあります。位山(くらいやま)分水嶺公園という観光名所があり、そこの湧水は途中で分岐して一方は太平洋へ、一方は日本海へ流れるようになっています。聞くところによると、自然にはありえないらしく、人工的に作ったようですが、何か自然の壮大さを感じます。
これから、山や自然に触れるのに絶好の季節になります。コロナ禍ではありますが、少しは出かけて心身ともにリフレッシュしたいものです。
2.広報「中部の森林」5月号(第218号)
中部森林管理局の事業概要~令和4年度の取組のポイント~、国有林モニターアンケート結果についてなどを掲載しています。
シリーズ「森林官からの便り」、「私の森語り」、「今は昔の林業」、「中部の保護林」、「国有林モニターのご紹介」等も掲載中です。
【特集】
〇中部森林管理局の事業概要~令和4年度の取組のポイント~
〇国有林モニターアンケート結果について
【各地からのたより】
〇カラマツエリートツリー特定母樹の円滑な普及に向けて
【シリーズ】
〇「森林官からの便り」【東濃署西股森林事務所森林官安藤達也】
〇「私の森語り」 【KAKICABINETMAKER柿谷朔郎】
〇「中部の保護林」【硫黄が噴出し生まれた特異な地理】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」 【愛林日】
〇国有林モニターのご紹介
☆詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/mailmaga/backnumber/index.html
編集長だより
今年の「雪の大谷」の壁は例年よりも高いらしいよ。立山黒部アルペンルートが開通したら見に行こうと息子を誘い、4月17日(日曜日)に立山室堂平まで行って来ました。
朝7時過ぎに長野市内の自宅を車で出発し、大町市の扇沢駅から電気バスやロープウェイなどを乗り継ぎ、約3時間後に到着した標高2450mの立山室堂平は快晴で、一面の銀世界。高さ18mの巨大な雪の壁と上空に広がる青い空。ちょっとした小旅行で心が洗われる時間を過ごしました。
昼食後、時間があったので「みくりが池」まで散策することに。
そして出会ったのです、表紙のライチョウに!!!真っ白な雌のライチョウと一緒に行動し、様子を見守る人や多くのカメラマンに囲まれても逃げず、慌てず、まさにみんなのアイドルでした。
国有林には、「日本美しの森」に選定されている箇所をはじめ、大自然や感動を味わえる場所が数多くあります。これからも広報誌やホームページなどでご紹介させていただきますので、ぜひ、お楽しみください。
「日本美しの森」は以下のホームページでご紹介しています。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/invitation/rekumori/osusumekokuyurin.html
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