2021年3月10日(147号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのおたよりなど、森林・林業に対し関心をお持ちの皆様方に情報を提供いたします。また、購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。
さて、今回のメールマガジンですが、東濃森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」3月号(第204号)
3.公売・入札情報
4.新型コロナの感染リスクを下げるために全ての場面で引き続き守ってほしいこと
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
『裏木曽地域の見どころ』~癒やしの森林空間へ~ 東濃森林管理署長 千葉 求
岐阜県東濃地域東部の中津川市加子母地区、付知地区、川上地区は、通称「裏木曽」地域と呼ばれ、面積21,685haの内、92%を森林(うち43%は国有林)が占めており、「東濃ひのき」や「木曽ひのき(天然)」の産地としても知られています。1,200年余り続く20年に一度の伊勢神宮遷宮御用材の伐採行事が行われているほか、江戸時代は徳川幕府(尾張藩)の直轄地として、城の増改築や江戸の大火に伴う復興に多くの木材が伐り出されるとともに、資源の枯渇を防ぐための「留山制度」を設けるなど厳格に管理されてきました。戦後は、国民の森林として林野庁が所管するようになってからも、法隆寺や姫路城等歴史的建造物の修築などに多くの材が用いられました。現在、新たな保護林制度の下「木曽悠久の森」として設定し将来へ引き継ぐための取組が行われています。
「裏木曽」地域の国有林野は、このような歴史ある森林とともに清流に恵まれ大自然を満喫できる多彩な森林が見られることから、キャンプや森林浴、自然観察教育の場として魅力溢れる「レクリェーションの森」も設定されています。裏木曽の見どころをご紹介します。
乙女渓谷(おとめけいこく)
加子母地区にある飛騨川の支流、白川(加子母川)の源流部の渓谷です。キャンプ場から遊歩道が伸び、絶壁の天狗岩やシャクナゲの群生地、80mの高さから分かれて落下する夫婦滝や和合の滝など、数々の滝を眺めることができる多くの見どころがあるハイキングコースがあります。
付知峡(つけちきょう)
青川とも称される付知川の上流部です。その名のとおり透明度が高く青く澄み切っており「岐阜県の名水五十選」や、「森林浴の森日本百選」「飛騨美濃紅葉三十三選」にも選ばれ美しい自然が認められています。また、清流の美しさだけでなく大小さまざまな瀑布があり水が落ちる迫力も体験できます。付知峡は、東海ウォーカー2019'8月号「夏の涼絶景ランキング」で第1位に輝いたほか、中国のSNS「微博(ウェイボー)」の「日本の行った場所」投稿で12位となったことから多くの訪日観光客も訪れるようになりました。
夕森渓谷(ゆうもりけいこく)
川上地区にある紅葉の名所として知られています。毎年、地元の方々によるもみじの植栽が行われ1万5千本を超える秋の紅葉は絶景です。「岐阜県の名水五十選」に選定された竜神の滝を含め5つの滝を間近に見られる歩道も整備されており、夏はキャンプ、川遊び、BBQで賑わいます。
名古屋から裏木曽地域へは車で2時間ほどで行くことができるアクセスの良さと、今日はコロナ禍にあって「新しい生活様式」が広まる中、森林は「三密」を回避できる安全な空間でもあり、日常生活に潤いが得られる場所として関心も高まっています。
癒やしの森林空間へ是非一度訪れてみてください。
【関連サイトのご案内】
乙女渓谷→ http://nihonnotabi.com/gifu/nakatsugawa/otomekeikoku/
付知峡→ http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/kankou/spot/2018/03/post-5.html
夕森渓谷 → http://www.kawaue.jp/~yumori/index.html
裏木曽古事の森 → http://urakiso-kojinomori.jp/index.html
東濃森林管理署 → https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/tounou/index.html
2.広報「中部の森林」3月号(第204号)
今月の広報「中部の森林」では、林業大学校校外授業他、シリーズ「木曽式伐木運材図会の解説」等を掲載中です。
ご当地自慢は、岐阜森林管理署「達田洞」です。
〇 各地からのたより
(林業大学校校外授業~ほか)
〇 国有林モニターのご紹介
〇 森林のお仕事紹介コーナー
「森林官からの便り」(愛知森林管理事務所)
「林業土木業界からの便り」(新栄建設株式会社)
〇 シリーズ「お役に立ちます国有林」第8回
〇 連載「木曽式伐木運材図会」の解説(第11回)
〇 シリーズ「ご当地自慢」(岐阜森林管理署「達田洞」)
〇 シリーズ「地域と繋がる国有林」(第3回)
〇 「ちょっと一息!」中部の森林7つのいたずらを探せ!
〇春を待ちわびて/新型コロナ対策/編集長だより
☆詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/mailmaga/backnumber/index.html
4.新型コロナの感染リスクを下げるために全ての場面で引き続き守ってほしいこと
〇マスク着用や三密(密閉・密集・密接)の回避を徹底しましょう。
〇換気を良くしましょう(室内の場合)。
〇集まりは、少人数・短時間を心掛けましょう。
〇大声をださず会話はできるだけ静かにしましょう。
〇共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒を徹底しましょう。
・詳しくはこちらをご覧ください
「感染リスクが高まる「5つの場面」」(内閣官房)
⇒ https://corona.go.jp/proposal/
・新型コロナウイルスについて
⇒ https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html
・「5つの場面」に注意しましょう
⇒ https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/5scenes.html
編集長だより
季節は、確実に春なのですが、暖かかったり、寒かったりと寒暖差のある日々が続いております。また、2月4日に関東地方で春一番が吹いたと発表されました。これは、過去最も早い記録だそうです。
中部の山々は、これから春山シーズンを迎えますが、春になっても山の天候は変わりやすく、悪天候になれば気温の低下や降雪等、冬山の様相を現します。
春山を楽しむためには、十分な準備をし、安全登山を徹底しましょう!
デジタル森林紀行テーマ「白」に、2月の雪山の画像を追加しました。
ぜひ、いつでもお気軽に自宅で森林や自然の風景を楽しむことができる「デジ森(もり)」で、美しい風景をご覧になってはいかがでしょうか。ストレスの緩和に少しでもお役に立てますように・・・。
ぜひ、“デジ森”へお気軽にお越しください。
☆デジ森への入場ゲートは、以下のURLをクリックしてください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/photo/dezitaru-sinrinkikou.html
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お問合せ先
中部森林管理局 総務課広報
〒380-8575
長野県長野市大字栗田715-5
TEL:050-3160-6513
MAIL:migoro@maff.go.jp
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