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中部森林管理局

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    2020年8月7日(140号)

    中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのおたよりなど、森林・林業に対し関心をお持ちの皆様方に情報を提供いたします。また、購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。

     さて、今回のメールマガジンですが、東信森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
     最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX

    1.森林管理局からのメッセージ

    2.広報「中部の森林」8月号(第197号)

    3.公売・入札情報

    編集後記

    1.森林管理局からのメッセージ

    『カラマツ林を見上げて先人を思う』  東信森林管理署長 川口大二

    7月のある雨の日、カラマツ林の伐採現場を訪れました。ぬかるみに足を取られながら20メートルを超える梢を見上げた際、ふとそれらを植えた先人の思い、そして連綿とした時の流れを感じました。
    管内森林面積の8割以上をカラマツが占め、170年前に植栽された「日本最古のカラマツ人工林」も擁するなど、我が国におけるカラマツ人工林の「発祥地」とも言われる東信地域ですが、「ねじれ」や「狂い」など、カラマツはその欠点により価値の低い木材として長らく日の当たらない時代を過ごしてきました。しかしながら、近年の技術革新によりその価値が見直され、今や地域を支える重要な資源として再評価され、オリンピック・パラリンピックの会場施設にも多用されています。社会・経済状況に大きく影響を受けるとはいえ、何十年という時を経た森林資源を相手にする私たちは、まさしく先人が築いてくれた土台に立ち、環境問題のみならず、地域の雇用や産業、教育など、その恩恵に浴しているのだと実感させられます。
    2015年9月、国連で持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するための17 の目標がSDGsです。今や、企業のトップが挙ってSDGsバッジを付け、ある意味流行語ともなったSDGsですが、日本の林業・木材産業とは遠い世界の話しだと多くの方々が感じているかも知れません。しかしながら、世代を超えて引き継がれる森林、そして林業・木材産業こそ、持続可能性、つまりはSDGsの「主役」ではないでしょうか。
    冒頭触れたカラマツ林は樹齢が約80年、植えられたのは昭和初期です。カラマツ材の生産が盛んに行われている現在、当然のことながら新規の植栽も積極的に行われており、80年後、100年後、その木が伐採される時が必ずやって来ます。未来の世代が今を生きる「私たち」をどう評価するだろうか・・・雨の中、遠く微かに響くチェーンソーの音を聞きつつ、遠い未来に思いを巡らせました。

    2.広報「中部の森林」8月号(第197号)

    今月の広報「中部の森林」では、新シリーズ「地域と繋がる国有林」、連載「お役に立ちます国有林」「木曽式伐木運材図会の解説」「各地からの花だより」、「国有林モニターのご紹介」を掲載中です。
    ご当地自慢は、富山森林管理署の「世界遺産「五箇山の合掌造り集落」」です。

    本局のトピックス
    ・令和2年7月豪雨災害への対応
    国有林モニターのご紹介
    各地からのたより
    ・ふれあいの森植樹祭の開催
    森林のお仕事紹介コーナー
    「森林官からの便り」(南信森林管理署阿智森林事務所)
    「森林・林業界からの便り」(木曽森林組合)
    ☆ シリーズ「お役に立ちます国有林」第4回
    ・既設治山ダムを活用した流木捕捉工の開発(治山課)
    ☆ 連載「木曽式伐木運材図会」の解説(第4回)
    ☆ シリーズ「ご当地自慢」(富山森林管理署「世界遺産「五箇山の合掌造り集落」」)
    ☆ 新シリーズ「地域と繋がる国有林」(第1回)TOGA森の大学校
    各地からの花だより/編集長だより


    ☆詳しくはこちらからご覧ください。
    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    3.公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     

    過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。


    ★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/mailmaga/backnumber/index.html

    編集後記

    中部森林管理局では、当局ホームページに、ご自宅や外出中でもお気軽に森林が織りなす美しい風景を楽しむことができる「デジタル森林紀行(愛称: デジ森(もり)」を立ち上げました。
    本サイトは、7月10日からテスト運営を行い、本日、内容を充実させて本格的にオープンしました。
    当サイトは、1.風景の色をテーマにした「中部の森林色々(いろいろ)」2.広報主任官のお勧めサイト3.風景に関連する国有林サイト「林野庁及び各森林管理局(北海道、東北、関東、近畿中国、四国、九州)」へのリンク一覧で構成しています。
    お気軽に美しい風景を楽しんで、心身ともにリフレッシュしませんか。

     「デジ森」のポイント
     1.中部の森色々~風景の色をテーマにした写真館です~
    色をテーマに分類することで、直感的に今見たい風景を探すことができます。
     2.広報主任官のお勧めサイト
    毎月、3.のリンクから、お勧めのサイトを3つご紹介します。
     3.風景に関連する国有林サイト
    風景等をキーワードに林野庁及び各森林管理局の関連サイトを一覧にまとめました。

    デジタル森林紀行へは、下記のURL及びQRコードからアクセスしてください。
    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/photo/dezitaru-sinrinkikou.html

    さらに、デジ森裏サイト「モノクロ森林紀行」も開設しました。
     これは、「広報誌中部の森林8月号」のP14の編集長だよりの中で、広報主任官お勧めのサイト欄の3つのQRコードの中どれか1つが入り口になっています。
     主に、当局所蔵の大正~昭和の時代の山村や林業、森林鉄道などのモノクロ写真を紹介しています。(モノクロ森林紀行へは、当局ホームページからはアクセスできません)

     ぜひ、「デジ森」へお気軽にお越しください。


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    中部森林管理局 総務課広報
    〒380-8575
    長野県長野市大字栗田715-5
    TEL:050-3160-6513
    MAIL:migoro@maff.go.jp
    URL:https://www.rinya.maff.go.jp/chubu

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