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中部森林管理局

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    国有林の概要

    国有林の姿

    「国有林」はみんなの森林です。

    中部森林管理局は、富山県、長野県、岐阜県、愛知県の4県にまたがる国有林を管理しています。国有林の管轄面積は65万5千haにおよび、太平洋側の海岸縁から「日本の屋根」と言われる日本アルプスの山岳地帯まで分布し、その多くは地形が急峻な脊梁山脈や河川の源流域に分布しています。
    そのため多くの「国有林」は水源を守り、土砂崩れなどの災害を防ぐなど、私たちの生命や暮らしに欠かすことの出来ない多くの働きをしています。
    また、原生的な森林も多く、豊かな野生動植物の生息地として学術的にも重要な森林が含まれています。

    そして、森林は、四季折々に表情を変え、美しい景観や森林散策を楽しむ私たちの心を和ませてくれます。
    さらに住居や家具、紙など私たちの生活に不可欠な木材を供給している森林もあります。このように様々な恩恵を与えてくれる森林、そして「国有林」は、私たちの生命や暮らしに欠かすことの出来ない大切な財産となっています。




    「戸隠連峰鏡池」
    【デジタル森林紀行】
    「天生国有林ブナ林」
    【デジタル森林紀行】
      「黒部平駅の眺望」
    【デジタル森林紀行】
     

     森林の概況

    世界有数の森林国と言われる日本、その国土面積の約7割は森林です。この森林のうち約3割が、国が管理する「国有林」となっています。
    中部森林管理局では、65万5千haの国有林を管理しており、これは全国の国有林面積の約1割を占めています。
    管内の国有林は、ほぼ本州中央部の山岳地帯に位置し、標高差が大きく、地形も複雑なことから自然的条件は変化に富み、垂直的にはカシ・シイなどの常緑広葉樹からなる低山帯、ブナなど落 葉広葉樹を主体とする山地帯、トウヒ・シラベ・ダケカンバなどを主体とする亜高山帯、約2,500m以上のハイマツを主体とする高山帯まで多様な植生の分布も見られます。これらの森林は重点的に発揮される森林の機能ごとに区分し管理経営しています。

     

    国有林の分布図