管内の概要
管内の概要
中信森林管理署の管轄区域は、長野県の北西部に位置し、4市1町8村からなる中部山岳森林計画区で、そのうち4市5村(官行造林含む)にわたる約10万㏊の国有林の管理・運営を行っています。
管轄する国有林面積の93%が北アルプスの日本を代表する山岳地帯に所在しており、中央部を「糸魚川~静岡構造線」が縦断し、地質的に脆弱で急傾斜地が多いことから、国土保全及び水源涵養といった森林の有する公益的機能の発揮の上で重要な役割を担っています。
山岳地帯は特に優れた自然景観を有し、西側の北アルプス、乗鞍高原は中部山岳国立公園に、北東側は妙高戸隠連山国立公園に、東側の美ヶ原高原は八ヶ岳中信高原国定公園にそれぞれ指定されており、加えて上高地一帯は国の特別名勝及び特別天然記念物に指定されています。
レクリエーションの森なども整備され、山岳、高原、渓谷、湖沼といった豊かな自然景観等の観光資源に恵まれていることから、登山や森林散策、スキーなどレクリエーション・保健休養の場として多くの人々に利用されています。
![]() 中部森林管理局管内 |
![]() 中信森林管理署 管轄図(クリックで拡大) |
森林の概況
管内北部は豪雪地帯でありブナ等の広葉樹を主体とした天然林が多く、南部はカラマツ・ヒノキ等を主体とした人工林となっています。森林の構成は、人工林が11千 ha(11%)、天然林が69千 ha(70%)、その他の高山帯・岩石地等が19千ha(19%)となっています。
樹種構成は、天然林が多いため、針葉樹、広葉樹ともに温帯から高山帯樹種により多彩で、人工林の樹種構成は、面積比でカラマツが大半を占め、次いでヒノキ、スギが多くなっています。
令和6年度 管内概要
【R6.9.1更新】
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