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更新日:24年12月12日 15.魚梁瀬林木遺伝資源保存林
千本山への途中、西川・東川林道の分岐から中川林道に沿って800m上流に位置します。 トガサワラの他、スギ、ヒノキ、モミ、ツガ、コウヤマキの、いわゆる「魚梁瀬の6木」がそろっている森林です。 石仙橋や中川林道沿いから良く見え、写真のようなトガサワラの高木が所々で樹冠から飛び出ています。 四国ではここ魚梁瀬保護林の他に、西ノ川山保護林と安田川山保護林の3箇所がトガサワラの保護林に指定されています。 ▲航空レーザ計測で現れた魚梁瀬林木遺伝資源保存林(白線内) 上のレーザ計測写真から保護林内は、周辺の山より樹冠が大きく、樹高が高いことが分かります。
保護林マップ
上空から見た保護林保護林は、魚梁瀬貯水池上流にある石仙橋付近や中川林道沿いから良く見えます。 (2012年3月22日撮影) その他の写真はフォトアルバムをご覧ください。 トガサワラの特徴トガサワラはマツ科トガサワラ属に分類され、高さ30m程度の高木に成長する針葉樹で、 紀伊半島の大台ヶ原山系と四国東部の魚梁瀬地方にのみ自生する日本固有の木です。 見た目はツガに似て、材はサワラに似ていることからこの名前が付けられたと言われています。 樹形は広円錐形で高木になると枝が垂れ下がる。 トガサワラの樹皮(安田川山保護林にて撮影) 樹皮は赤褐色~褐色で縦に割れ目ができる 葉は線形で先端中央部はまるく窪んでおり、ツガなどに似ている。 また、葉の裏側は気孔帯があり白色の帯に見える。(安田川山保護林にて撮影) 球果は下向きに付き、卵形をしている。年によって豊凶がある。 (安田川山保護林にて撮影)
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