ホーム > 森林管理局へようこそ > 自然保護対策 > 四国の「保護林」について紹介します。 > 西ノ川山林木遺伝資源保存林
更新日:25年1月25日 14.西ノ川山林木遺伝資源保存林トガサワラは北米から木材として輸入される「米マツ」の仲間で、紀伊半島の大台ヶ原山系と四国の魚梁瀬地方にのみ自生する極めて希少な樹種です。 暖帯から温帯にかけての尾根筋、特に急峻な斜面のモミ・ツガ林に混生しています。 四国ではここ西ノ川山保護林の他に、魚梁瀬保護林と安田川山保護林の3箇所がトガサワラの保護林に指定されています。 保護林マップ林道の状況等については安芸森林管理署へお問い合わせください。 上空から見た保護林(2012年3月22日撮影) その他の写真はフォトアルバムをご覧下さい。 トガサワラの特徴トガサワラはマツ科トガサワラ属に分類され、高さ30m程度の高木に成長する針葉樹で、 前述のように紀伊半島の大台ヶ原山系と四国東部の魚梁瀬地方にのみ自生する日本固有の木です。 見た目はツガに似て、材はサワラに似ていることからこの名前が付けられたと言われています。 樹形は広円錐形で高木になると枝が垂れ下がる。(魚梁瀬保護林にて撮影) トガサワラの樹皮(安田川山保護林にて撮影) 樹皮は赤褐色~褐色で縦に割れ目ができる。 葉は線形で先端中央部はまるく窪んでおり、ツガなどに似ている。 また、葉の裏側は気孔帯があり白色の帯に見える。(安田川山保護林にて撮影) 球果は下向きに付き、卵形をしている。年によって豊凶がある。 (安田川山保護林にて撮影)
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