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関東森林管理局

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    木材を利用したいろいろな工法 

    木材は再生産可能で加工に要するエネルギーが少なく、人と環境に優しい素材であり、その有効利用の促進が環境に負荷の少ない循環型社会の形成につながること、木材利用の確保が森林整備や保全を通じて二酸化炭素の吸収及び固定による地球温暖化防止等の森林の多面的機能の発揮につながります。

    これらのことから、関東森林管理局では、荒廃した森林に本数調整伐等の森林整備を実施するとともに、森林土木工事における木材・木製品の積極的な使用を推進しています。

      

     山腹工への使用事例

    斜面の山肌が露出している崩壊地に、、斜面の安定と植物の導入により安定した森林に移行させるため、山腹工を実施しています。

    従来ではコンクリートや鋼材などによる工種を採用していた箇所に、できるだけ木材を利用しようと取り組んでいる事例を紹介します。

     

    ●丸太積土留工●  
      丸太積土留工作成

    直径10cm程度の丸太を組み合わせ、かすがいにより丸太間にを連結し、背面に現地土砂を詰めた構造物です。

    皮が突いたまま使用できる構造のため、現場で間伐等により伐採した丸太を有効利用できます。

    丸太積土留

    完成状況です。

    丸太積土留工の間は緑化マットにより斜面を保護しています。

     


     

    ●中丸太積土留工●

     

     

    中丸太施工中

    長さ2m、直径18cm程度の中径材の丸太を使用し丸太通しを縦にボルトで連結した箱形の構造で、中詰め材は現地発生土を使用します。

    中丸太

    完成状況です。

    土留工中央部には水路工が施工され、雨水等を集水・排水して表面侵食を防止します。

     


     

    ●丸太柵工●

     

     

    くい打ち

    直径10cm程度の丸太を横に重ね、木杭を等間隔に打ちこみ設置します。
    丸太柵

    完成状況です。

    間伐材が利用でき、表土の移動など簡易な土留工的な役割を果たしています。


     

     

    丸太筋工・丸太柵水路工●

     

    丸太筋工

    直径10cm程度の丸太を横に重ね、木杭を等間隔に打ちこみ設置します。

     

    丸太筋工は、斜面の水平方向に階段を設け、雨水の分散を図るとともに、植生の生育に好適な環境を整えます。(写真両側)

     

    丸太柵水路工は、雨水等を集水・排水して表面侵食を防止します。(写真中央) 


     

     

    ●丸太組工法階段工●  
      丸太組作業 土木用資材としては需要の少ない直径20cm程度の丸太を組合わせ、異形鉄筋により連結し等高線状に設置します。 
    丸太組

    完成状況です。

    この工種は多雪地帯で、積雪のグライドなどによって多数の崩壊地が点在しいる地区で、崩壊地の復旧となだれの発生を防止するために実施しています。

    階段・階段上部斜面に設置しているのは緑化むしろ・緑化マットです。

    二居全景 階段工は1段のみではほとんど効果が期待できないため、なだれ発生区域全域にわたって列状に配置しています。
    二居積雪

    積雪期の状況です。

    階段工の施工によって、なだれの発生が抑制されています。


     

     

    渓間工への使用事例

    大雨や洪水、融雪などによって山肌が崩れ貯まった渓流内の土砂移動の防止、渓流及び山腹の浸食を防止又は軽減を図り、森林造成の基礎とするため渓間工を実施しています。

    木材で組んだ枠に石材を詰めた工種や、型枠材、修景材として利用しています。

    ●木製谷止工●  
    木製谷止

    角材により枠を組立て、中詰材には割栗石等を使用し、景観にも配慮し施工しています。

     

     


     

    ●木製流路工●  
    ryuuro

    末口径15cmの木杭を等間隔で打ち込み、横木を鉄線にて結束するとともに、背面土中にアンカーを埋め込み転倒防止を図っています。

    また、渓流内には柵工を等間隔で設置し、洗掘を防止しています。 

     


     

    ●残存型枠(丸太式)谷止工●  
    ookurasawasuritto

    末口径11cmの間伐材等を形鋼に取り付けた残存式の型枠材として使用し、自然環境に調和させています。

     

     


     

    その他の使用事例

    ●防風柵工1●  
    rakuseki

    防風柵は、風に起因する植物の倒伏や成長不良を軽減するために設置しています

    当地区は、潮風と火山ガスにより金属製品が腐食により使用できないことから、資源の循環利用や景観への配慮のため木材を使用しています

     

      


      

    ●防風柵工2●  
    bouhuusaku 

    海岸砂地では、海風により絶えず砂が移動してしまうことから、風害防止のため、丸太防風柵を設置し植栽木の生育を促進し、成林しやすい環境に改善しています。

    写真の赤松は、植栽から6年が経過した状況です。良好に生育しています。

     

      


     

    ●落石防止緩衝工●  
    rakuseki 

    落石の危険がある箇所に設置した、落石防護柵の大きな衝撃に対し、緩衝効果を発揮させるため、従来使用していた古タイヤ等に替えて間伐材を束状にし、鉄線にて緊結し、防護柵に設置しています。

     

     

     


      

    ●チップ散布工●  
    tippu2 

    地すべりによりスギ人工林の倒木が多数発生した地区において、現場内において、被害木を防止工事に有効利用することを目的として実施しています。

    (ア)倒木を現場にて破砕機によりチップ化します。

     

     

     

    tipu3 

    (イ)チップ化した木材を、接合剤等と混合し斜面に吹付けます。 

     

    tipu4 

    (ウ)吹付け完了です。降雨等による斜面侵食を防ぐとともに、水路工への土砂の流れ込みを防止しています。  

    お問合せ先

    計画保全部治山課
    担当者:企画係
    ダイヤルイン:027-210-1190
    FAX:027-210-1192

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