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林野庁

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プレスリリース

高精度な森林資源情報等の公開について

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令和5年10月4日
林野庁
林野庁は、航空レーザ測量成果から整備された樹種・樹高・材積等の森林資源情報や、起伏や傾斜等の地形情報のデジタルデータについて、G空間情報センターにおける公開を開始しました。

1.背景と取組概要

林野庁では、デジタル技術を活用した収益性の高い林業や、ICT等を活用した木材生産・流通の効率化を実現するため、その情報基盤整備として、航空レーザ測量等による森林資源情報や地形情報のデジタル化を進めてきました。このようなデジタル化された高精度な森林資源情報等については、これまでは、都道府県単位で行政機関や森林・林業・木材産業関係者で活用されてきました。
 
昨今のESG投資やカーボンニュートラル等を契機とする産業界の我が国の森林への関心の高まりや、大学発ベンチャー等による森林・林業・木材産業に関するアプリ開発が増加している動向を捉え、森林・林業・木材産業分野への資金や技術の呼び込みにつなげていくため、民間における全国的なデータ利用を一段と促進していくことが重要です。
 
林野庁は、今後の全国的な取組の検討を進めていくため、栃木県、兵庫県及び高知県を対象として、航空レーザ測量による高精度な森林資源情報等をオープンデータ化することとしました。

2.公開データの概要

(1)データの掲載先
  G空間情報センター (外部リンク)
  上記サイトのトップページから、組織名(都道府県名)やキーワード(以下(3)に記載するデータの名称)等から検索してください。
 
(2)利用条件
  利用規約を順守することで、商用利用も含め、どなたでも自由に利用することができます。詳細は、各データの掲載ページに掲げる利用規約を参照願います。
  また、今後の全国的なオープンデータ化の取組を進める上での参考とするため、以下のアンケートに御協力いただきますようお願いします。
  アンケートフォーム(外部リンク)
 
(3)データの種類
  公開したデータの概要は以下のとおりです。詳細は、末尾の添付資料を参照願います。
 
(ア)森林資源量集計メッシュ
  森林に20mメッシュのポリゴンを敷きならべ、メッシュごとに代表樹種、立木本数、平均樹高、材積等を集計したもの 
(イ)樹種ポリゴン
  スギ林、ヒノキ林、広葉樹林等の分布状況を図示したもの
(ウ)レーザ林相図
  航空レーザ測量のレーザパルスの反射強度に基づき、樹種や樹冠形状の特徴を図示したもの
(エ)DCHM(数値樹冠高モデル)
  立木の樹冠の高さ(立木の頂点であれば、樹高となる)を図示したもの
(オ)DEM(数値標高モデル)
  土地の標高を図示したもの
(カ)微地形図
  土地の起伏(凸凹)や傾斜(緩急)の特徴を図示したもの
(キ)傾斜区分図
  土地の傾斜を5度単位等で区分し、図示したもの
 
(4)アンケート調査期間
  令和6年2月末まで

添付資料

公開データの概要(PDF : 615KB)

お問合せ先

林野庁森林整備部計画課

担当者:室木、前田
代表:03-3502-8111(内線6155)
ダイヤルイン:03-6744-2339