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東北森林管理局

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    栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域

    森林の取扱い

       南部には、この地域の最高峰栗駒山(1,628m)、北部には栃ヶ森山(1,070m)があり、南北約23Km、東西約3~10Kmにおよぶ広大な地域で原生的な自然が保存されています。
       管轄区域は、秋田県側が秋田森林管理署湯沢支署、岩手県側は岩手南部森林管理署、宮城県側が宮城北部森林管理署となります。
       森林生態系保護地域は、保存地区と保全利用地区に区分しています。
       1.保存地区は、保護地域の核となる部分で、モニタリング、生物遺伝資源の利用に係わる行為、学術研究などの利用以外には、人手を加えずに自然の推移に委ねることとしています。ただし、登山道は利用できます。
       2.保全利用地区は、保存地区の森林に外部の環境変化の影響が直接及ばないよう緩衝の役割を担っています。木材生産のための伐採は行いませんが、自然観察、森林浴など森林レクリェーションの場として利用します。

    栗駒山等保護地域位置図
    栗駒山栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域

    植物

    この地域は、日本海型多雪山地の植生分布の特徴をもっています。標高1,100m~1,300m以下はブナ林によって代表される山地帯林であり、その上部は針葉樹をほとんど欠き、代わってダケカンバ、ミヤマナラ、ミネカエデなどの亜高山帯低木林、さらに栗駒山山頂、虚空蔵山頂周辺はハイマツ群落などの高山低木林が発達しています。

    動物

    この地域には、特別天然記念物のニホンカモシカ、天然記念物のヤマネをはじめ、ホンドオコジョなど多くのほ乳類が生息しています。
    鳥類では、天然記念物のイヌワシ、クマゲラなどのほかクマタカ、オオタカ、ハチクマ、シノリガモ、ホシガラス、ビンズイなどが見られる多様性に富んだ鳥相となっています。

    お問合せ先

    秋田森林管理署湯沢支署

    担当者:業務グループ
    ダイヤルイン:0183-73-2164
    FAX番号:-