令和元年度 津軽峠「マザーツリー」への来訪者数について
平成から令和へと改元となった今年も、マザーツリーの手前に 入山カウンターを設置しました。
機器の設置は、白神ラインが開通した 5月30日(木曜日)、機器の撤去は 11月1日(金曜日) です。
5月30日(木曜日) 機器の設置と同時に来訪者がありました。その様子は、わいはぁ通信「マザーツリーに会って来ました」で紹介しています。
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こちらをご覧下さい → マザーツリーに会ってきました
11月1日(金曜日)、風は冷たかったのですが、時々 青空ものぞく良い天気でした。
機器を撤去してからも訪れてくれた方がありました。
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月に二度ほどは、機器の点検を兼ねて入山カウンターの数字の確認、マザーツリーへの声かけのため、現地に赴いていました。
数回ではありますが、訪れてくれた方に、昨年の台風での折損から これまでの経緯をお話しする機会に恵まれました。
6月27日には 地元紙が、9月1日には 中央紙の青森版に、その後のマザーツリーの記事を掲載して頂き、とてもありがたく感じたところです。
歩道には、落ち葉が厚く積もっていて、歩くと カサカサと乾いた音がします。
11月1日(金曜日) 10時で機器を撤去した際に確認したカウンターの数字は 4,123 となっていました。
機器の撤去後、回収したデータを確認したところ、10月26日(土曜日) 14時52分以降のデータが記録されていませんでした。
今シーズン (R元) の来訪者数は、例年のようにグラフを用いて示しておりますので、以下のファイルをご覧下さい。
→ 令和元年度 マザーツリーへの来訪者数(PDF : 3,041KB)
初めて機器を設置した H29年度と比較すると、H30年、R元年と徐々に減少傾向となっていて、年間で600人程度ずつの減少となりました。
H30年は、天候不順と紅葉の色づきが良くなかったことが原因で減少したと考えていましたが、今年は、台風による通行止めは少なく、紅葉の色づきも良く長く楽しめた事から、マザーツリーの折損の影響が大きいと感じたところです。
機器を撤去した後、後ろ髪を引かれる思いで現地をあとにしました。
あとがき
昨年 (H30年) は、白神ライン沿線では ブナの実 が豊作で、折れたマザーツリー も沢山の実をつけていました。もしかしたら、自分の幹が折れるのを感じていたのかもしれません。
今年の春 (R元) には、マザーツリーの近くに、ブナの実生が数本 芽を出していましたが、秋には半分ほどになってしまい、自然の厳しさを感じたところです。
職員が、今年最後にマザーツリーを確認したのは、11月14日(木曜日) 白神ラインが通行止めになる前日です。周りは雪で真っ白だったそうです。
これから長く厳しい雪のシーズンとなり 春まで会うことは出来ませんが、ふわふわの雪が マザーツリーを 優しく包み込んでくれることを願っています。
令和2年の雪解け後、マザーツリーは 私たちのどんな姿を見せてくれるでしょうか、また、数本のブナ実生苗は 新しい年に更に大きく育ってほしいと願っています。
お問合せ先
津軽森林管理署
ダイヤルイン:0172-27-2800
FAX番号:0172-27-0733