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東北森林管理局

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    低コストな森林施業の実証的な取組み

       森林施業のコストを低減するため、一貫作業システムやコンテナ苗を活用した植栽、下刈の省略、列状間伐等による低コストな森林施業を実証的に実施します。 

    (1)路網の整備

    効率的な森林施業の基盤となる林道(林業専用道)と森林作業道を適切に配置した路網整備を行います。 

    森林作業道                    森林作業道(イメージ)

    列状間伐 列状間伐を行ったスギ人工林


    抜開幅


    (2)一貫作業システム

    伐採から植栽までの施業を連続的に実施する「一貫作業システム」を実証的に実施します。
    植栽では、時期を選ばす効率的に植え付けが可能な「コンテナ苗」を積極的に活用します。

    コンテナ苗植付け
        コンテナ苗の植え付け(栗原市切留山国有林)

    (3)施業の省略化

    植栽密度を低くした植え付けや必要な箇所のみの下刈り(下刈の省略)を行います。

    下刈目安

    (4)獣害防止対策

    ニホンジカによる植栽木等の被害を防止するため、様々な対策に取り組みます。

    (ア)捕獲駆除事業
    小型の移動式囲いワナを設置し、エサ誘因によるニホンジカの捕獲駆除に取り組みます。
    (イ)GPSを使用した調査
    ニホンジカを捕獲し、GPSを取り付けて、行動範囲や密度、植生の被害状況を確認し、今後の保護対策や造林事業に活用します。
    (ウ) 防鹿柵の設置
    低コストの防鹿柵を試験的に設置し、その効果や耐候性などを検証します。 

     ニホンジカ
        ニホンジカによる植生の被害が顕在化
                 (石巻市 金華山国有林)

     防鹿柵      防鹿柵(気仙沼市 大沢山国有林)

    防鹿柵拡大                防鹿柵拡大

    お問合せ先

    宮城北部森林管理署

    代表:(IP)050-3160-5930
    ダイヤルイン:0229-22-2074
    FAX番号:0229-23-8624