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東北森林管理局

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    恐山山地森林生態系保護地域
    おそれざんさんちしんりんせいたいけいほごちいき

    恐山山地

    1.  概要

    • 下北森林管理署
    • 所在    青森県むつ市
    • 設定    大正12年
    • 面積    5,537.61ha(保存地区:1,038.68ha、保全利用地区:4,498.93ha)

    2.  設定目的

    • 北海道渡島半島と青森県の下北及び津軽半島にかけての地域の森林は冷温帯に属しているが、その代表樹種であるブナに広範囲にヒバ(ヒノキアスナロ)が混生するという特異な森林帯を形成している。宇曽利山湖を取り巻く恐山山地は、これを代表する原生的森林が保存されており、ヒバの優占が著しい森林やヒバとブナの混交する森林が発達するとともに、標高が高くなるにつれてブナ純林に移行するという典型的な林相を呈している。このため、これらの森林を保存することにより森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術、学術研究に資することを目的とする。

    3.  その他

    • 取扱い方針
      保存地区については、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保全利用地区については、保存地区の森林に外部の環境変化が直接及ばないように設定し、木材生産を目的とする森林施業は行わないものとする。
    • 法令制限
      水源かん養保安林、干害保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、鳥獣保護区、下北国定公園
    • 留意事項
      むつ営林署(現・下北森林管理署)において、大正12年4月に大盡山(おおづくしやま)学術参考保護林が、昭和63年に生物遺伝資源保存林第1種保存林(青森ヤチダモ20)がそれぞれ設定され、平成元年の保護林制度改正で大尽山(おおづくしやま)ヒバ植物群落保護林、宇曽利山湖畔(うそりやまこはん)ヤチダモ林木遺伝資源保存林にそれぞれ再編された。
      一方、平成7年4月1日にむつ営林署において、恐山山地森林生態系保護地域が設定された。
      その後、平成19年4月1日に恐山山地森林生態系保護地域がこれら2箇所と周辺国有林を統合の上、拡大された。

    お問合せ先

    計画保全部 計画課
    担当:生態系保全係

    ダイヤルイン:018-836-2092

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