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東北森林管理局

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    令和元年度第1回国有林モニターアンケートの結果概要について

      東北森林管理局では、開かれた「国民の森林」の実現に向け、国民の皆様の意見等の的確な把握とそれらの意見を反映した管理経営の推進のための取組の一つとして国有林モニター制度を設けています。
      この度、令和元年8月に令和元年度第1回国有林モニターアンケートを実施しましたので、その結果概要についてお知らせします。
      なお、集計結果の詳細については別添の集計結果をご覧ください。自由意見等については、抜粋・整理して掲載しております。
      今回アンケートにご協力いただきました国有林モニターの皆様に、厚く御礼申し上げます。

    アンケート実施概要

    発送         :令和元年7月31日
    回答期限   :令和元年8月23日
    回答率      :79%(48人中38人)

    集計結果の詳細はこちらをご覧下さい
    令和元年第1回国有林モニターアンケート集計結果の詳細(PDF : 3,276KB)

    1.林業の成長産業化への取組について

      東北森林管理局では、公益重視の管理経営を推進するとともに、国有林組織・技術力・資源を活用し、民有林と密接に連携しながら林業の成長産業化に取り組んでいます。これらの取組を一層推進するために、「平成31年度東北森林管理局の重点的取組事項」を作成しています。その中に記載されている取組についてお答えください。

    問:各取組について、取組内容を知っていますか(複数回答可)。

    問:特に重視すべきだと思う取組はどれですか。

    問:国有林の地域振興における役割に対する興味関心を5段階評価で表すといくつですか。


    「1.林業の成長産業化への取組について」まとめ

      林業の成長産業化への取組について知っているとの回答は6割となり、事業体や地方公共団体と連携する取組にも関わらず、現地見学会や毎月送付している資料により知っていただけていることが分かりました。重視すべきとの回答多かった取組は、「低密度植栽試験や下刈り省力化等の新しい技術の開発」、「林業大学校、農林高校等のインターンシップ、実習等の受け入れ推進」、「地域の森林・林業のリーダーとして活躍できる職員の育成」、「民有林から安定供給が期待しにくい木材の計画的・安定的供給」でした。林野事業の重要性から若者を含む人材の育成を重視し、若者に魅力のある職場にしてほしいという意見をいただきました。
      国有林の地域振興における役割に対する興味関心について、興味関心があるとの回答は95%と高い一方で、国有林の地域振興とは一体何かという疑問もよせられ、さらなる情報発信が必要だということが分かりました。
      林業の成長産業化への取組を一層推進し、「伐って、使って、植える」という国産材利用のサイクルを構築することで森林資源を循環させ、林業、木材産業を持続的な産業として育成することで、地域の雇用確保と経済の活性化に貢献してまいります。

    2.国有林内にある観光資源の活用について

      東北森林管理局では「レクリエーションの森」のうち、特に魅力的な自然景観を有する等の理由により選定したモデル箇所「日本美しの森、お薦め国有林」(東北森林管理局管内11箇所)において、これらの場所を今後一層観光資源として利用していただけるよう多言語による情報発信、重点的な環境整備等を行っています。このような国有林の観光資源について以下の問いにお答えください。

    問:それぞれの箇所について知っていますか、訪れたことがありますか。


    問:知っている、または訪れたことがある場所について、どのような方法で情報を得ましたか(複数回答可)。




    問:今後一層観光資源として利用していただくために、重要だと思う取組を選んでください(2つまで)。


    問:国有林の観光資源の活用に対する興味関心を5段階評価で表すといくつですか。



    「2.国有林内にある観光資源の活用について」まとめ

      東北森林管理局管内11箇所の「日本美しの森、お薦め国有林」について、8割以上の方が知っていると回答した場所がある一方で、2割以下の方しか知らない場所もあり、認知度にばらつきがありました。知っている、訪れたことがあるとの回答が多かった場所は「白神山地・暗門の滝自然観察教育林」、「鳥海自然休養林」でした。知っているまたは訪れたことがある場所の情報の入手方法について、知っている割合が高い場所は様々な媒体から情報を得ているのに対し、知っている割合が低い場所は居住地が近い、知人からの薦め等によるものであり、知っている割合の低い場所の認知度を上げるためには東北森林管理局としてより積極的な情報発信が必要だということが分かりました。
      今後一層観光資源として利用していくためには、施設整備が重要だとの回答が62%で、安全に配慮した施設整備を重視する意見が多く、またパンフレットやモデルルートの作成、滞在プランの設定、ガイド事業の支援など、楽しみ方を分かりやすく提示することが求められていることが分かりました。さらに、地域の文化や歴史的背景との関係を加える、子供たちへの環境教育の場にするなど、利用方法について具体的なご意見をいただきました。
      国有林内にある観光資源の活用に対する興味関心について、興味関心があるとの回答は97%と高かったものの、各所を訪れたことがある人数は多いとは言えず、訪れてもらうための取組が求められています。

    3.各県における取組について

      東北森林管理局は福島県を除く東北5県からなり、地域ごとに取り組んでいる事業があります。各県ごとの重点的な取組について以下の問いにお答えください。

    問:各県の取組について知っていますか、知っていると回答した取組について身近な取組だと感じますか。


    問:選んだ取組について、どのような方法で情報を得ましたか(複数回答可)。


    問:各県ごとの取組に対する興味関心を5段階評価で表すといくつですか。


    「3.各県における取組ついて」まとめ

      昨年度、本年度の国有林モニター現地見学会で取り上げたニホンジカ対策やヒバ林復元プロジェクトについては認知度が高く、また実際に見たことで取組を身近に感じることができたというご意見をいただきました。東日本大震災は甚大な被害であったことから、身近な取組として感じる方が多い結果となりました。
      各取組について、居住県の取組を知っている割合は69%、身近だと感じる割合は59%、他県の取組を知っている割合は35%、身近だと感じる割合は29%となりました。このことから、取組の認知度や身近だと感じる大きな要因は、居住県であるか否かだということがいえます。情報を得た方法、自由記述の結果から、問題が自身に降りかかる可能性があること、地元紙やニュース等で目にする機会が多いこと、地元に対する思いが居住県の取組に対する認知度の高さや身近と感じるかに大きく影響していると考えられます。
      管内は東北5県にまたがり、自然環境や課題は地域によって異なることから、地元の方の取組に対する関心の高さや理解は重要なことです。今後も、地域の方はもとより、さらに広く知っていただけるような情報発信に努めてまいります。

    4.現地見学会について

      7月26日(金曜日)に開催した現地見学会について、ご意見等をお聞かせください。

    問:現地見学会全体の満足度について教えてください。差し支えなければ理由もお聞かせください。



    問:当日の見学行程について、満足度を教えてください。



    4.現地見学会についてまとめ

      現地見学会全体について、「大変満足」「満足」の割合は91%と多くの方に満足していただくことができました。青森ヒバを初めて見た方も多く、青森ヒバの生態やその復元に向けた取組に興味を持っていただくことができました。
      一方で開催時期を暑くなる前に早めてほしい、見学時間が短く、座学で中身の濃い説明がほしいといったご意見をいただきました。開催時期や内容について今後の参考にさせていただきます。

    5.今後の活動について

      東北森林管理局でモニター会議を開催いたします。モニター会議について以下の問いにお答えください。

    問:モニター会議で議論したい事項について選んでください(複数回答可)。

     

    お問合せ先

    企画調整課

    担当者:林政推進係
    ダイヤルイン:018-836-2228

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