令和元年度第2回国有林モニターアンケートの結果概要について
東北森林管理局では、開かれた「国民の森林」の実現に向け、国民の皆様のご意見やご感想を適確に把握し、それらを反映した管理経営を推進するための取組の一つとして、国有林モニター制度を設けています。この度、令和2年1月に、令和元年度第2回国有林モニターアンケートを実施しましたので、その結果概要についてお知らせします。自由意見等については、抜粋・整理して掲載しております。
今回アンケートにご協力いただきました国有林モニターの皆様に、厚く御礼申し上げます。
アンケートの実施概要
発送 :令和2年1月29日
回答期限 :令和2年2月14日
回答期限 :令和2年2月14日
回答率 :75%(48人中36人)
※集計結果の詳細はこちらをご覧ください。
令和元年度第2回国有林モニターアンケート集計結果の詳細(PDF : 1,612KB)
1.国有林について
国有林モニターを通して、国有林の取組について以下の問いにお答えください問:国有林モニターになる前と比較し、国有林の取組に対する理解は深まりましたか。

問:次の国有林の取組について、理解を深めることができましたか。

問:次の国有林の取組についてどのようなイメージを抱いていますか。

「1.国有林について」まとめ
94%の方がモニター活動を通じて国有林の取組に対する理解が「とても深まった」「ある程度深まった」と回答しました。「とても深まった」「ある程度深まった」と回答された方は、モニター活動の中でも、特に現地見学会により理解を深めることができたとのご感想が多く、「あまり変わらなかった」「全く変わらなかった」と回答された方は、現地見学会や会議へ参加できなかったことを挙げていました。実際に現地を見たり意見交換をしたりすることが理解度につながっていることが分かります。
国有林の取組に対する理解について、選択肢に挙げた全ての取組において8割以上の方が理解を深めることができたと回答した一方で、「人材育成と技術の普及」など、取組が目に見えないことで理解を深めることができなかったとの回答がありました。
国有林の取組のイメージについて、「とてもよい」「よい」と回答した人は全体で7割となりました。一方で、「取組が分からない、十分でない」との理由から「悪い」「とても悪い」との回答がありました。特に「レクリエーションの森」は一般国民が利用可能であるにも関わらず「どこにあるか分からない」「宣伝が必要」との意見から「とてもよい」「よい」との回答は約5割となりました。
国有林野事業について、取組の必要性・重要性は理解されているものの、取組が目に見えないことで理解を得られていない、イメージが悪いとの回答があったことから、モニター活動を通じて、より多くの取組を実際に見ていただく機会を設ける、取組内容をより分かりやすく発信する等、一層ご理解いただけるよう取組んで参ります。
2.情報発信ついて
問:毎月送付していた「今月の特集」のテーマについて、興味深かったテーマ、興味を持てなかったテーマを教えてください(複数回答可)。

※赤字のテーマはH30、R1に開催した現地見学会の見学内容と一致
問:広報誌「みどりの東北」について国有林モニターになる前からご存知でしたか。

問:広報誌「みどりの東北」について、興味深かった項目、興味が持てなかった項目を教えてください。

問:ホームページについて、知りたい情報まで簡単にたどり着けましたか。

問:ホームページにおいてどのような情報を期待しますか(複数回答可)。

「2.情報発信について」まとめ
毎月送付していた「今月の特集」について、「興味深かった」と回答が多かったテーマは平成30年度、令和元年度の現地見学会のテーマでもあり、実際に見学したことで興味関心が高まる結果となりました。
広報誌「みどりの東北」について、モニターになる以前から知っていたとの回答は14%と、一般に知られていないことが分かりました。内容について、興味深いとの回答が多かったのは「我が署の名所」「森林官からの手紙」で、地域の話題や森林官等現場で働く人に興味関心が高いことが分かりました。広報誌に期待する情報としては、地域の情報やイベント案内を掲載して欲しいとの要望がありました。
ホームページについて、60%の方が東北森林管理局のホームページを見たことがありましたが、各(支)署、各センターのホームページについては認知度が低い結果となりました。また3割の方が、「知りたい情報になかなかたどり着けなかった」と回答し、より検索のしやすさが求められています。ホームページに期待する情報として、「イベントの開催案内」との回答が多くありました。
いただいたご意見を基に、幅広い方へ情報を届けられるよう、発信媒体の周知や掲載情報の充実に努めて参ります。
3.国有林モニターついて
問:2年間を振り返って、国有林モニター活動はいかがでしたか。

問:現地見学会と会議への参加、国有林モニターアンケート以外に、国有林モニターとしてやってみたかった活動や、改善点があれば教えてください。
・林業体験、間伐の実体験。
・木材の加工をしている工場の見学。
・小学校等で実施している森林環境教育への参加。
・森林や林業等に関係する講演会への参加。
問:国有林モニターになって良かったと思うことがあれば教えてください。
・広報誌を通じて森林に関する様々な角度からの知識を得ることができ、新聞報道などを理解できるようなったこと。
・子供のために現在の国有林の現状やこれからの活動、子供が成長して大人になった時に国有林は守られているのか等、全く知識がなかったので、モニター活動を通じて様々な事を知ることができたこと。
・新聞やテレビ等で、森林のことについて関心を持つことができたこと。
問:国有林モニター終了後、国有林、森林・林業、木材利用とどのように関わっていきたいですか。ご自由にお書きください。
・イベントやシンポジウム等の行事に参加してみたいです。
・仕事やボランティア活動で役立てたいです。
・子供を連れて参加できるイベントがあればぜひ行きたいと思います。
・情報誌を引き続き身近に置きたいと思います。
「3.国有林モニターについて」まとめ
モニター活動について、「大変満足」「満足」の割合は88%と多くの方に満足していただくことができました。
やってみたかったこととして、年2回の現地見学会のみならず、「イベントへの参加」「ボランティア活動を行いたかった」「講演会へ参加したかった」との意見をいただきました。より国有林野事業を理解していただくために、各署で開催されるイベントへの参加等、今後の活動の参考とさせていただきます。
国有林モニターになり、国有林野事業への理解はもとより、森林・林業への興味関心が高まったとのご意見を多くいただきました。国有林モニター終了後も自己啓発や自身の身の周りへの発信等、様々な形で国有林をはじめ森林・林業と関わりを持ちたいとのご意見をいただきました。
今後も多くの方に森林・林業について知っていただき、ご意見をいただけるよう取組を続けて参ります。
4.モニター会議について
11月22日(金)に開催したモニター会議に参加された方にお伺いします。
問:モニター会議全体の満足度について教えてください。

問:当日の会議内容について、当てはまるものをお選びください。

「4.モニター会議について」まとめ
モニター会議について、「大変満足」「満足」の割合は86%と多くの方に満足していただくことができました。国有林の取組について具体的な内容を知ることができた、参加者1人1人から意見を聞けて刺激を受けたとのご感想をいただきました。
一方で、時間が短かった、見学をしたかったとの意見もあり、開始時間や会議の構成について、今後の参考にさせていただきます。
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総務企画部企画調整課
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