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四国森林管理局

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    森林作業道再利用現地検討会を開催しました

    令和3年12月1日
    徳島森林管理署

     徳島森林管理署においては、平成17年度以降森林作業道を作設し、森林整備を行ってきており、令和3年度までの間、森林作業道作設指針の確立、森林作業道作設における線形やオペレーター技術も向上し、壊れにくい作業路網が確立してきているところです。

     そのような中、過去に作設された作業路網を改めて検証し、いかに再利用が可能か検討するため、11月19日(金曜日)、徳島県三好市東祖谷落合深渕山国有林80林班において、「令和3年度 森林作業道再利用現地検討会」を、徳島県、三好市、三好地区の林業事業体、四国森林管理局・徳島森林管理署から26名の参加により開催しました。

     まず、島田署長の開会挨拶に続き、古庄総括森林整備官より今回の検討会の開催趣旨及び現地の概況説明を行った後、既設の路網を移動しながら、切土・勾配・水切工などの各ポイントで、現在の状況を参加者に確認してもらいながら、このポイントにおける評価すべき点や問題点、作設状況の説明などを行いました。

     最後のポイントにて説明を行った後、路網の規格変更に伴う改良等についての説明があり、現地の路網確認を終えました。

     その後、意見交換会において参加者からは、「路網はフラットの方が作業効率は良い」、「林業機械が大型化しているので幅員は3mが望ましい」また、「路網は水切りが大変重要で、路面上を水が長い距離を流れないように工夫してつけており、搬出作業終了後に水切りを整備して現地を終了している」などの意見が出され、三好市からは、「市民の方から森林整備を通じて森林作業道が生活に悪影響を与えているのではないかと見方があり、今回の検討会に参加して、日々研鑽されて水処理などに尽力されていることを踏まえて、森づくりにご理解いただけるよう説明していきたい」との意見がありました。

     また、路網の改良については、「山手側に拡げた場合に、先に伐倒した根株が出てくるが、この根株に処理はどの様にするのか」との質問があり、今後の検討課題も出てきました。

     その外にも、「大径木をどうするのかが問題になってくる。芯持材は高いが、大径材は安い。皆伐を行ってもその後の植林をする人がいない。これからの循環型林業の山づくりはどうしたらよいのか」などの意見も出されました。

     最後に、森林整備部長から、今回の現地検討会について総評があり現地検討会を終了しました。

     徳島署では、林業の成長産業化に向けて、技術の向上・普及に努めてまいります。

    開会の様子
    開会の様子
    署長挨拶
    署長挨拶
    現地検討会現地説明1
    現地検討会現地説明
    現地検討会現地説明2
    現地検討会現地説明
    現地検討会現地説明3
    現地検討会現地説明
    意見交換会の様子
    意見交換会の様子

    お問合せ先

    徳島森林管理署

    ダイヤルイン:088-637-1230
    FAX番号:088-666-1818