令和3年度 災害時情報収集演習を行いました
企画調整課
徳島森林管理署
徳島県
令和3年10月29日(金曜日)、徳島県三好市井川の井川スキー場において、四国森林管理局、徳島森林管理署、徳島県との合同による、「第3回 災害時情報収集演習」を行いました。
この演習は、「国有林」を管理する四国森林管理局と「民有林」を所管する徳島県との間で、平成31年3月18日に締結した「林野災害時におけるドローンの利活用に関する協定」を契機に、徳島森林管理署と徳島県森林整備課が合同で毎年実施しており、林野災害時に災害情報を迅速かつ的確に把握し、早期復旧を図るとともに、国、県、市町村等との連携強化を目的として実施しています。
今回は、令和元年の勝浦郡上勝町、昨年の名西郡神山町(共に民有林)に続いての3度目の演習となり、参加対象者を四国4県に拡大し、林野庁、四国森林管理局、各森林管理署(所)、徳島県、愛媛県と山地防災ヘルパーの合計48人の参加により行いました。
演習の内容については、
- ドローンの手動飛行による現地空撮画像をモニターで参加者が共有
- ドローン空撮画像をWebex、Zoom、Facebookで関係機関にWeb配信
- ドローンによる自動測量飛行
- 林道路線上の自動飛行による広域被害調査
- 空撮画像の解析及びオルソ画像・図面作成研修
- 山地災害調査アプリの使用方法
などです。
特に、今回の演習では、昨年課題であった現地からのWeb配信について、試行・検討を行いました。
近年、コロナ禍により多数のWeb会議アプリが浸透し、各関係機関においても定着してきたことから、現地画像を林野庁、四国森林管理局、徳島県庁、徳島森林管理署等にライブ配信し、各アプリの比較を行いました。
配信された画像は、各アプリとも各配信先で鮮明な画像が確認でき、配信の遅延も許容範囲であったことから、いざ災害発生時においても運用に期待が持てるものでした。
午後からは、午前中に収集したドローンの空撮画像の解析及びオルソ画像・図面作成研修を行い、続いて林野庁より、現在導入を進めている「山地災害調査アプリ」の取り扱い方法についての説明を行いました。
参加者からは、有意義な演習であったとの意見があり、今後は各関係機関が連携をより一層強化し、安全で迅速な災害対応力の向上が図られるよう、ドローン等ICTの活用と人材育成について取り組みを進めてまいります。
![]() 徳島県 農林水産基盤整備局の村山局長による開会挨拶 |
![]() 手動によるドローンの調査 |
![]() モニターによる現地調査 |
![]() 徳島県庁にWeb配信状況 |
![]() 自動測量飛行設定の説明 |
![]() 参加者全員の記念撮影(ドローン画像) |
![]() オルソ画像・図面作成研修 |
![]() 山地防災アプリの使用方法について |
お問合せ先
徳島森林管理署
ダイヤルイン:088-637-1230
FAX番号:088-666-1818