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四国森林管理局

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    「令和2年度 列状間伐現地検討会」を開催しました

    令和3年3月16日
    四国森林管理局
    徳島森林管理署

     四国森林管理局は、生産性の向上や労働安全確保を図るため試行的に行ってきた「列状間伐」を、今年度より本格的に導入し、その普及に取り込んでいるところです。一方、徳島県の民有林においては、平成17年度より列状間伐を実施しており、その実施状況を学び、関係者のさらなる「技術の向上」と「列状間伐」の普及を進めることが重要です。

     このため、3月8日(月曜日)、三好市の市有林(山城町西宇)において、「令和2年度 列状間伐現地検討会」を開催しました。当日は、徳島県、三好市、三好地区の林業事業体、四国局・徳島署から40名が参加しました。

     まず、徳島森林管理署長の開会挨拶に続き、四国森林管理局長の挨拶、また市有林での事業実行者である三好西部森林組合代表理事専務より挨拶があり、続けて同組合の概要説明、そして同組合事業担当者より、検討会の会場となった市有林の列状間伐等について事業概要の説明を受けました。

     その後、列状間伐を実行した箇所に移動し、説明後の質疑の中で、同組合事業担当者からは、「かかり木も無く安全性は向上している」、また、「組合としては、森林整備を行うことで山林所有者にいくらかでも還元出来るように努めている」旨のコメントを頂きました。

     次に、森林作業道作設箇所へ移動し、同組合事業担当者から、「水切工は、列状間伐を実行中に水が流れるところを確認して設置し、事業終了後に路面の洗掘等がないよう管理している」等の説明がありました。なお、管理について「森林作業道作設後は、市から維持管理の委託を受け路網の点検を随時行っている」旨の説明があり、作設後の適切な維持管理の必要性を感じました。

     次に、徳島署からは、国有林内で昨年度行った列状間伐の実施状況を主任森林整備官が説明し、実際に作業をした三好西部森林組合の担当者からは、「列状間伐を導入し、生産性・安全性は確実に向上している」旨のコメントがありました。

     また、局資源活用課長から、検知に関するICT化の取組等について情報提供がなされ、今後も、民国の情報共有が期待されるところです。

     最後に、局森林整備部長より「国有林も今年度より本格的に列状間伐を進めており、徳島県の民有林は先進的であり、国有林も色々な取組を行っているので、意見交換、情報交換を行い、さらなる生産性の向上と、効率的な森林整備を実施していきたい」との講評を頂き、現地検討会を閉会しました。

     今回の現地検討会は、運営など何点か改善点も見られましたので、次回に活かすこととし、徳島森林管理署では、現地検討会等の開催を通じて民有林と連携し、関係者の列状間伐に関する技術の向上と普及に努めてまいります。

    列状間伐箇所での質疑応答
    列状間伐箇所での質疑応答
    森林作業道についての質疑応答
    森林作業道についての質疑応答
    武田森林整備部長の講評
    武田森林整備部長の講評
    最後に全員で記念撮影
    最後に全員で記念撮影

    お問合せ先

    徳島森林管理署

    ダイヤルイン:088-637-1230
    FAX番号:088-666-1818