「複層林における獣害対策の検証と今後の施業方法について」の現地検討会を開催しました
令和7年12月16日
徳島森林管理署
令和7年10月3日(金曜日)、塔ノ丸国有林49林班(三好市東祖谷菅生)の帯状複層林施業地において、管内の行政機関の担当者、林業関係者及び四国森林管理局管内の職員、総勢39名が参加し現地検討会を開催しました。
検討会会場は、平成30年度にニホンジカの被害対策として複数のタイプの防護ネットと数種の資材を使用した単木保護材を設置した複層林施業地です。参加者に現状を確認してもらい、多数の意見をいただきました。
参加者からの意見
- 生分解性やプラスチック製、ナイロン製等の単木保護資材を使用してきたが耐久性にばらつきがある。
- 単木保護は下刈りを省略できることがメリットとして考えられるが樹形に影響を与える例がある。
- 防護柵については、スカート型や地面被覆型に併せ、ノウサギ対策として網目を細かくしてきたが、今後は保護資材の設置と大苗の植栽を組み合わせについて検証してくことも考えている。
- 除伐や間伐の実行時に合わせて撤去をすることも検討案の一つ。
四国森林管理局からの情報提供
- 獣害対策が最大の課題となっている中で、忌避剤や撃退音を利用した対策について導入を検討している。
- 帯状複層林保残区の施業方法について、今後抜き伐りを実施しても下層木が全面的に損傷する可能性は低いと考えているため、必要に応じて上層木の間伐等も検討いただきたい。
今後に向けて
現在、国有林では、森林の有する多面的機能の発揮に向けた再造林を推進しており、シカ等の野生鳥獣による食害等について様々な対策を講じていますが、膨大な設置コストや林業従事者不足は、地域林業において共通の課題となっています。徳島森林管理署では、引き続き、林業に関する様々課題の解決に向けた取組を進めてまいります。

現地を確認している様子

防護柵を確認している参加者

現地で意見を交換している様子
お問合せ先
徳島森林管理署
ダイヤルイン:088-637-1230




