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四国森林管理局

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    「令和7年度第1回森林・林業セミナーIn四万十(須崎地区)」を開催しました

       令和7年11月4日(火曜日)、高知県津野町床鍋に位置する轟山国有林3201林班い1小班において、「令和7年度森林・林業セミナーIn四万十」を開催し、市町村職員9名、事業体職員5名、高知県職員12名、当署職員12名の計38名が参加しました。

       本セミナーは、主に市町村林務担当者(須崎地区、幡多地区)への技術的支援を目的として令和4年度から開催しており、国有林が持つ技術やフィールドを活用した様々な講習や意見交換等を実施しています。今回は須崎地区の国有林において低コスト造林を主題として開催し、造林事業の概要説明や低密度植栽、ドローンを使った獣害防護網の点検についての説明を行いました。

       まず、当署担当者より、造林事業の概要および轟山国有林での事業概要を説明した後、現在推進している低密度植栽についての考え方やメリットについて、デメリットも踏まえつつ説明を行いました。当事業地は2,200本/haの密度で植栽を行っていますが、参加者に対して植栽間隔が視覚的に伝わるよう、ポールを苗間に置くなどして説明を行いました。その後、当地の将来的な成長イメージとして、7年目の植栽地である尻高山国有林3087林班い小班のドローン映像を視聴しました。

         
                              【植栽箇所の見学】                     【ポールを使用して植栽間隔を説明】

       続いて、森林情報管理官より、ドローンによる獣害防護網の点検のデモ飛行を実施しました。ドローンによる点検は森林管理署の現場でも使用されており、メリットとして設置箇所まで行かなくても破損の有無や状況を確認できる、修理に必要な資材・量の把握が可能といった点が挙げられます。

       参加者からは、「造林の事業地は初めて見たので、勉強になりました」「担当1年目のため、初心者向けの講習を希望する」「担い手が増えない中で、林業に興味を持った事業体に対して林業とはどのような仕事なのかを説明する機会もあっていいと思う」などの意見をいただきました。

       今後について、高知県および市町村職員の意見を参考にしつつ、引き続き各種課題における解決策への助言や技術的支援に取り組んでまいります。

    お問合せ先

    四万十森林管理署

    ダイヤルイン:0880-34-3155