このページの本文へ移動

四国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    「令和6年度第1回森林・林業セミナーIn四万十(幡多地区)」を開催しました

     令和6年12月23日(月曜日)、高知県宿毛市小深浦の協同組合西部木材センター及び三原村皆尾の梅ノ木公園において、「森林・林業セミナーIn四万十(以下、「セミナー」という。)」を開催しました。
    本セミナーは、市町村林務担当者向けの技術的支援を目的として、令和4年度から四万十森林管理署が管轄する11市町村を幡多地区(6市町村)、須崎地区(5市町)に分け、高知県幡多林業事務所及び須崎林業事務所と連携・協力を行いながら取り組んでいるところです。
    今回のセミナーは、一般社団法人幡多地域森づくり推進センター(以下、「森づくりセンター」という。)主催による市町村林務担当者向けの研修会を実施することを聞き、森づくりセンターと四万十森林管理署が連携しセミナーを開催したところです。
    セミナーでは、森づくりセンター主催による「協同組合西部木材センターの製品市場見学」、四万十森林管理署主催による「ドローンによる定点撮影方法の説明及び操作体験」に関する現地勉強会を行い、32名(市町村13名、県4名、森づくりセンター2、署13名)が参加しました。
    始めに、協同組合西部木材センターでは、代表である有限会社佐竹木材より製品市場が求める原木丸太や製品の流通、原木丸太の仕入れなどについて現地で説明があり、参加者からは木材価格向上に繋がる製品価格の向上等について質問が出されました。

    製品市場

    次に、場所を三原村皆尾の梅ノ木公園へ移動し、四万十森林管理署よりドローンによる定点撮影方法の説明を行いました。ドローンの定点撮影については、国土地理院地図やGoogle earthから目的とする森林の緯度・経度、高度を算出し、そのデータと併せドローンのカメラの角度や機体の向きなどの情報をドローンへ入力し自動的に撮影するという方法です。このことにより、いつでも同じ位置(定点)から撮影が出来ることから間伐などの施業を計画している森林の作業実施前・実施後や作業の確認などが比較し易くなる利点があります。説明後は、市町村職員に実際にドローン操作の体験を行いました。

    ドローン操作

    今回のセミナーは、森づくりセンターと四万十森林管理署が初めて連携し開催したところであり、製品市場の状況やドローンの利活用について各市町村職員へ普及することができたと考えるところです。
    当署では、市町村・県・国有林が一体となった民国連携を積極的に推進していくことで、「あってよかった国有林」と思ってもらえる事を目指していくことから、今後も引き続き、様々な形で市町村林務担当者が抱える各種課題(お困りごと)における解決策への助言や技術的支援に取り組んでまいります。

    お問合せ先

    四万十森林管理署

    ダイヤルイン:0880-34-3155
    メールアドレス:shikoku_shimanto*maff.go.jp(セキュリティ対策で@を*に置き換えています)