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四国森林管理局

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    「ドローンを活用した山地災害時情報収集訓練」を市町村と合同で実施しました

    令和7年12月10日
    四国森林管理局

    四国森林管理局では令和7年1020日、愛媛森林管理署・嶺北森林管理署及び両署管内の関係市町村と合同で「令和7年度 ドローンを活用した山地災害時情報収集訓練」を実施しました。
    この訓練は、国有林におけるドローン空撮等の技術及び知見を活かして、山地災害発生時に市町村と連携して民有林の被害状況を迅速かつ円滑に把握できるよう、愛媛県西条市及び高知県大豊町の民有林を訓練のためのフィールドとして、山地災害の発生を想定して実施したものです。
    当日は、四国森林管理局の訓練本部と愛媛森林管理署・嶺北森林管理署、愛媛県西条市・松野町・久万高原町、高知県大豊町・本山町・土佐町・大川村の庁舎、及び民有林の現地を接続したオンライン会議により訓練を開催しました。訓練用のフィールドの提供や現地での参加及び訓練内での各種実演にご協力を頂いた愛媛県西条市及び高知県大豊町の皆様方を始め、市町村からは計17名の方にご参加いただきました。

     
               衛星機器とドローンの起動・接続                              現地でのドローン操作

    訓練の中では、まず、山地災害発生時に市町村から森林管理署へ現地確認を依頼する手順や、ドローンを飛行させるにあたって必要な事前申請の手続について、通話でのやり取りを実演しながら確認しました。その後、携帯電話の電波等がつながらない山間部等でもインターネット通信を可能にする衛星通信機器を用いた通信により、西条市・大豊町の現地と訓練本部等をオンラインで接続し、ドローンによる現地の空撮映像をリアルタイムで共有しました。訓練本部や市町村庁舎では共有された空撮映像を確認しながら、現地のドローン操作者に対して撮影箇所等についてリアルタイムで指示を出し、操作者がそれに応えてドローンを操作することにより、被災状況の把握に必要な写真を的確に撮影することができました。その後、空撮した画像等の成果物を速やかに活用できるよう、現地と市町村の庁舎との間で画像データを迅速に送受信する訓練も行いました。

     
              訓練本部にて映像確認、操作指示                              ドローンからの配信映像

    訓練に参加いただいた市町村職員の皆様方からは「航空写真や地上からの確認だけでは被害の全貌の把握が難しかった箇所も、ドローンからの空撮映像であればよく見えることがわかった。災害発生時もぜひご協力いただきたい」、「今後も平時から訓練や森林管理署等との連携を重ね、山地災害の発生時にその成果を活かせるようにしたい」、「緊急時の迅速な情報収集につながるよう、今後もこの訓練が定期的に継続されることを希望する」などの声をいただきました。
    四国森林管理局では、今後もこうした取組を通じて、山地災害発生時の迅速な情報収集や、管内自治体等と連携した対応を図ってまいります。

    お問合せ先

    総務企画部 企画調整課

    ダイヤルイン:088-821-2160